一口に債券といっても、その種類は多岐に渡ります。そこで、最も一般的な債券である利付債券を買う場合と、FXのスワップ派を比較します。

債券投資の特徴

1. 利息の額があらかじめ決まっている

例えば、額面に対して年率2%の金利がもらえるという債券の場合、その債券の満期まで、毎年2%の金利をずっと受け取ります。よほどのことがない限り、利率が引き下げられるようなことはありません。

一方、FXのスワップ派の場合は、スワップポイントの額は毎日変わります。債券の利息は1年に1回~2回受け取ることが多いですが、スワップポイントは毎日受け取ります。これも異なる点です。

 

2. 債券には満期がある

債券の場合、いつになったら元本を全額返済してもらえるかという期日があります。一方、FXの場合は、その気になれば永久にポジションを持ち続けることも可能です。

 

3. 債券の発行体が倒産すると、債券の価値がゼロになるかもしれない

債券の金利を支払ったり満期に元本を返済したりするのは、債券の発行体です。このため、発行体が倒産してしまえば債券の価値がゼロになり、お金は返ってこない可能性があります。

一方、FXは通貨と通貨の交換です。日本は倒産するかといえばしないので、主要通貨ペアならば、取引している通貨ペアの価値がゼロになることはないでしょう。

 

4. 債券の価格は時々刻々と変化する

債券は市場で流通します。よって、流通価格は変化します。しかし、最終的に額面の金額が償還されますので、満期が近づけば流通価格も額面に近づきます。価格が常に変化するというのはFXでも同様です。

 

5. レバレッジを使って買うことはできない

債券投資で債券現物を買う場合、レバレッジを効かせることができません。100万円の資金があれば、100万円分の債券を買うことができます。

一方、FXの場合、100万円の資金があれば最大で2,500万円分の通貨ペアを買うことができます。レバレッジを効かせれば、資金効率が上がって利益獲得速度が速くなる一方、損する場合の損失額の増え方も同様に速くなります。

 

6. 財務諸表の分析が必須

債券投資で最重要なのは、「債券の発行体はお金をしっかり支払ってくれるか」です。これを判断するために、財務諸表分析が必須となります。財務諸表分析のない債券投資は博打の様相を呈してきます。

FXの場合、財務諸表はないですが、通貨を発行している国の財政状況などを概観しておく必要があるでしょう。

 

債券とFXのどちらに投資するか

格付けの高い国債などに投資すれば、途中で発行体が倒産してお金が返ってこないという危険は小さいでしょう。また、満期が来れば額面のお金が返ってきます。一方で、そのような債券から得られる利益はわずかになります。

FXの場合は、投資額が手元に帰ってくる保証は全くありませんが、債券よりも高い利益を得られる可能性があります。

リスクを小さくして、利益も小さくするか。
リスクを大きくして、利益も大きく狙うか。

このバランスは投資家の考え方次第だと言えるでしょう。どちらか一方を選択しなければならない理由はないので、両方に投資しても良いでしょう。

 

なぜスワップ派?
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