公開日:2016年7月16日

カナダはG8の一角を占める主要国ですが、日本のFX市場ではシェアがあまり高くないようです。そのようなCAD/JPY(カナダドル/円)ですが、スワップポイント獲得を狙った長期トレードは可能でしょうか。

 

カナダと日本の政策金利推移

下のグラフは、カナダと日本の政策金利の推移です。1995年中盤以降の数字です。日本・カナダの政策金利差とスワップポイントが概ね同じくらいの大きさになります。

cad-jpy-interest-rates-1996-2016

グラフからわかることをいくつか考えてみましょう。

・カナダの政策金利は徐々に低くなっている。
・日本の政策金利はゼロ近くで推移している。
・カナダの政策金利は、日本よりも常に高い。

以上のことから、CAD/JPY(カナダドル/円)を買って持ち続けた場合、スワップポイントは継続的にプラスだったと分かります。すなわち、CAD/JPY(カナダドル/円)でスワップポイント狙いの長期トレードは可能だったということになります。

ただし、スワップポイントの大きさという観点では、2008年までとそれ以降ではかなり違います。2008年後半以降のスワップポイントはかなり小さいと分かります。これは米ドル/円(USD/JPY)やポンド/円(GBP/JPY)などと同じ傾向です。

今後のスワップポイントの推移については、将来のことですから誰にもわかりません。しかし、1995年以降の傾向が今後も続くと予想するならば、CAD/JPYのスワップ派は可能でしょう。

 

CAD/JPY(カナダドル/円)の長期チャート

では次に、CAD/JPY(カナダドル/円)をいつ買えば良いのかを考えてみましょう。下のチャートは1995年半ばからのものです。アイネット証券からの引用です。

アイネット証券は20年チャートが使えますので重宝します。

cadjpy-monthly-chart-201607

このチャートを見ますと、2007年を中心とする期間に大きく円安になったことが分かります。チャートの真ん中あたりです。120円くらいを記録しています。

では、円高についてはどうでしょうか。この20年チャートでは、75円を中心とする範囲が円高目途だと分かります。2008年のリーマンショックで急激に円高になりました。その際にも70円台前半で急ブレーキがかかっています。

このあたりの為替レートが円高目途として注目できると分かります。

では、過去の円高記録も70円台半ばでしょうか。これを確認しますと、1995年に60円あたりを記録しています。70円半ばが重要水準ですが、60円前後を記録したこともありますので注意しましょう。

 

長期の為替レートとスワップポイント