Aさんは考えています。

「スワップ派でスワップポイントを稼ぐのはいい方法だな。」
「しかし、今は円安だ。」
「今買うと、将来円高になった時に困るかもしれない。」
「でも、もうリーマンショックのような円高は来ないかもしれない。」
「日本の財政はひどいし、このまま円安が続いたら取引のチャンスはないかも。」
「2009年~2012年あたりにスワップ派を始めておけばよかったな・・・」
「どうしよう」


スワップ派は毎日のスワップポイントの積み上げで利益を獲得する方法です。ということは、1日でも早く始める方が有利です。

しかし、円安の時に始めてしまい、その後に大きく円高になると、含み損になります。この含み損の程度が大きくなりすぎると、強制ロスカットになってしまうかもしれません。お金を稼ぐために始めたFXなのに、強制ロスカットで終了・・・。悪夢です。

そこで、レバレッジを小さくしてトレードするのですが、現在の為替水準が円安の場合はどうしましょう。今始めるべきか、待つべきか。今回はこれを考えます。

 

円高になるのを待つ

円安の時にスワップ派の取引を始めて、その後円高になれば、含み損になります。これがどうしても嫌な時は、円高になるのを待つ一手です。

これを選択する場合は、どの水準まで円高になったらどのくらいの数量を買うべきか、あらかじめ考えておきましょう。例えば、現在の豪ドル/円(AUD/JPY)が100円だとします。円高になるのを待つ方針です。

AUD/JPY=80円になりました。
「もう少し円高になるかも。いや、もう買ってもいいかも。迷うなあ」

AUD/JPY=70円になりました。
「さすがにもういいでしょう。買おうかな。でも、この流れだともっと円高になるかも。」

AUD/JPY=90円に反発してしまいました。
「あっ・・・買い時を逃した。もう買えない・・・。」

このような失敗をしないようにしましょう。

 

今すぐスワップ派を始める

円安水準であっても、今すぐスワップ派の取引を始める。これも立派な選択肢になります。というのは、スワップ派は1日でも早く始める方が有利だからです。

ただし、円安の程度がとても大きいときにスワップ派を開始する場合は、熟慮が必要です。というのは、レバレッジ2倍であっても、リーマンショック前の円安のときにスワップ派を始めた場合、リーマンショック後の円高で強制ロスカットになってしまった可能性があるからです。

「リーマンショックは異常な事態だったから、あれは例外として考えればOK」という場合は、大きな円安水準でもスワップ派を始めることが選択肢となります。

また、レバレッジを2倍よりも小さくするという選択肢もあります。レバレッジは小さいほうが安全度が高くなります。

 

円高になるたびに、少しずつ買う

円高は怖い、しかし、今からスワップ派を始めて利益を得たい。この両方を満たす方法としては、円高になるたびに少しずつ買うという方法があります。

例えば、現在のAUD/JPYが100円だったとします。

100円で1万通貨買い
90円で1万通貨買い
同様に、80円、70円、60円で1万通貨買い

このように買う方法です。

円高になれば、円安のときに買ったポジションが含み損になって痛いです。しかし、円高になれば、新規にポジションを買うことができますし、その分だけスワップポイントが増えます。

この方法はナンピンに似ていますが、全く違います。ナンピンは場当たり的な買い方であり、投資総額がいくらになるのか分かりません。

上の方法の場合は、「いくらになったら何通貨買うか」をあらかじめ決めており、投資総額があらかじめ分かっています。ナンピンとはリスクの大きさが違います。

円安だから今すぐスワップ派を始めることはできない、しかし、スワップ派を始めたい。このような場合は、分割して買っていくことが選択肢になるでしょう。

 

スワップ派を始める前
スワップ派開始後
スワップ派の知識