スワップポイントを蓄積するトレードをする場合、可能な限り円高で買いたいです。というのは、円安のときに買ってその後円高になってしまうと、大きな含み損になるかもしれないからです。

その含み損の大きさは、ずっと我慢してためつづけてきたスワップポイントの大きさを簡単に超えることもあります。

しかし、スワップポイントを使って複利運用する場合、ポジションの平均価格(平均建値)を徐々に引き下げる(円高方向に進ませる)ことができます。その様子を概観しましょう。

 

平均建値を引き下げる方法

例えば、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)を80円の時に買ったとしましょう。そして、NZD/JPY=40円になっても強制ロスカットにならないように複利運用する場合を考えましょう。

 

(1)必要な証拠金の違いを利用する

NZD/JPYが円高であればあるほど、追加でポジションを建てるために必要な証拠金が少なくなります。このため、円高のときには、より高い頻度で追加のポジションを建てることが可能になります。具体例を見てみましょう。

NZD/JPY=90円で追加ポジションを1,000通貨買う場合
必要な証拠金の額は、53,600です(必要な証拠金の計算方法は、この記事の一番下をご覧ください)。

NZD/JPY=50円で追加ポジションを1,000通貨買う場合
このときに必要な証拠金の額は、12,000円です。

円高になればスワップポイントも小さくなるのですが、追加でポジションを建てるために必章な証拠金は、それ以上に急激に少なくなっていることが分かります。

このため、為替レートが円安水準の時にはあまり買えず、為替レートが円高になればたくさん買えるという状態にすることが可能です。すなわち、自分の総ポジションの平均建値は徐々に低くなっていき、その分だけ円高に強くなります。

 

(2)円安の時には追加でポジションを買うのを我慢する

過去数十年のNZD/JPYの値動きを確認しますと、およそ40円~95円くらいで推移しています。

そこで、複利運用で買うときに、例えばNZD/JPY=70円よりも円安では買わないと決めます。あるいは、最初にポジションを建てた時のレートよりも円高の時に買うと決めます。

すると、複利運用をすればするほど平均建値を引き下げることが可能です。

 

まとめ

スワップ派の複利運用には以下のメリットがあります。

1 複利運用すればするほど、「お金がお金を生む」という状態を作りやすくなります。
2 複利運用すればするほど、平均建値を引き下げることができます。

あとは、スワップポイントがマイナスにならないように、しっかりと監視しましょう。

マイナスになってしまったら、そのまま維持してスワップポイントがプラスに復活するのを待つか、あきらめて決済するかを選択することになります。

必要な証拠金の計算方法:NZD/JPY=90円で1,000通貨を買うとき)
(1)ポジションを建てるために必要な証拠金:90円×1,000通貨×4%=3,600円
(2)NZD/JPY=40円になっても強制ロスカットにならないために必要な証拠金:
(90円ー40円)×1,000通貨=50,000円
(1)と(2)の合計:53,600円

 

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