スワップ派には様々なメリットがあります。

・相場に毎日向かう必要がない。
・チャートを読む勉強をしなくてよい。
・スワップポイントを毎日得られる。・・・など。

では、スワップ派最大のデメリットは何でしょうか。

 

スワップ派のデメリット

1.スワップポイントを毎日もらえるといっても、その額が小さいこと

・・・確かに、相場の上下動を狙って取引する方法よりも、利益は少なくなるかもしれません。

しかし、ただ買って持つだけですから、労力の割には良い収入になり得ます。また、これは利益が少ないということであって、いつも大きく損するということでもありません。このため、最大のデメリットではないでしょう。

2.スワップ派で取引可能な通貨ペアが多くないこと

・・・確かに、円を売って外貨を買うか、あるいはスイスフランを売ってその他の外貨を買うか。これくらいしか選択肢がありません。

しかし、選択肢が少ないというのはメリットでもあります。株式市場のように、銘柄数が数千もあったら、どうやって投資先を選びましょうか。かなり大変な作業になるかもしれません。その点、スワップ派で取引できる選択肢は少ないので、迷うことがあまりありません。

おそらく、スワップ派最大のデメリットはこれでしょう。

スワップ派最大のデメリット:
ずっと相場でポジションを持ち続ける

例として、米ドル/円(USD/JPY)のチャートを確認しましょう。

2000年初めからスワップ派を始めていた場合、2007年までは以下のような感じでした。

・どんどん円安になる → 含み益が増えてハッピー
・スワップポイントがとても高い → お金を毎日もらえてハッピー

ところが、リーマンショック後は劇的に変化しました。

・どんどん円高になる → 含み益がなくなり、さらには含み損となってしまってガッカリ
・スワップポイントが小さくなる → もらえる額が小さくなってしまってガッカリ

すると、このように考える方がいらっしゃるかもしれません。

・2007年にスワップ派をやめて決済すれば、利益を確実に大きく確保できるんじゃない?

確かにその通りなのですが、2007年にスワップ派を終了させるのは困難だろうと思います。

・今までスワップポイントで毎日稼いできたのに、突然終了できるでしょうか。終了すれば、その日からスワップポイント収入がゼロになります。
・今まで何年もずっと円安傾向で含み益がどんどん増えていました。これからももっと増えるかもしれません。しかし、「ここが最高点でこれからは円高になるだろう」と予想し、実際に行動できるでしょうか。これをいつも適切に実行できるならば、相場で億万長者になるのは簡単でしょう。

スワップ派の最大のデメリットは、ひとたびポジションを作ると、それを終了することが難しいということです。終了するときは強制ロスカットになるときだ・・・これでは残念すぎます。

 

スワップ派のデメリット軽減策

上で考察したデメリットに対処する方法のいくつかを紹介します。

1.目標利益を設定し、達成したら決済する。

投資を始める前に、目標利益額を設定します。そして、その額を達成したら決済するのです。

「もっと利益を増やしたい」
「このままポジションを持ち続けたい」

そのような誘惑を断ち切って、決済するのです。そうすれば、「やっぱり、あの時決済していれば・・・」と後悔しなくて済むかもしれません。

2.投資額を少なめにして、永遠にポジションを持ち続ける!と決める。

仮に強制ロスカットになってしまっても、それは全資産のうちの一部であるという状態にします。こうすれば、残念な結果になっても挽回可能です。当初の目的通りにスワップポイントを得ることができれば、とても良いことです。

こうして、良い状況はしっかりといただき、悪い状況の場合は損失を限定的にするように努めます。