下のグラフは、裁量トレードの成績例です。裁量トレードですから、月ごとの成績に凸凹があるのは仕方ありません。しかし、合計すればプラスになっています。このトレーダーは優秀だといえるでしょう。

裁量とスワップ1

しかし、3か月目から5か月目までの3か月間の成績がマイナスなのが気になります。マイナスといっても、それぞれわずかな額です。大したことはないかもしれません。しかし、マイナスであるという事実が3か月間も連続しています。

このトレーダーにとっては、あまり面白くない結果でしょう。

「毎月の成績をプラスにする」という目標をもってトレードしている場合は、たとえ全期間合計でプラスの成績であっても、この3か月間のマイナスは反省すべき点でいっぱいかもしれません。

 

毎月の成績を改善する

ここで、スワップ派のトレードを導入してみましょう。スワップポイントは毎日変化しますから、毎月同じ額というわけにはいきません。

しかし、ここでは分かりやすくするために、毎月10,000円をスワップポイントで得られたとしましょう。このときのこのトレーダーの損益グラフは以下の通りになります。

裁量とスワップ2

毎月10,000円を得られたのですから、どの月も全て10,000円ずつ成績が上方修正されます。そして、赤枠で囲った部分をご覧ください。最初のグラフでは3カ月連続のマイナスだったのですが、大きく変わりました。

プラスの成績 1回
損益ゼロ 1回
少しのマイナス 1回

3か月連続のマイナスを回避しているだけでなく、成績がプラスに転じている月もあります。ここにスワップ派の効用を認めることができます。

スワップ派の効用
・毎月の成績を一定額上方修正することにより、成績が良くない月のマイナス幅を減らしたり、プラスに転じたりする

毎月一定額成績が向上しても、その分の額が1か月に集中しても、年間合計で考えれば利益額に違いはありません。ここで大きく違うのは、「気持ちのあり方」です。

裁量トレードは自分で全てを考えてトレードする方法です。常に冷静に判断してトレードすることが求められます。しかし、3か月も連続でマイナスになると、冷静にいつものようにトレードすることは難しいかもしれません。

スワップ派はそのような精神状態になることを緩和してくれる効果を期待できます。

 

上の例では、トレード成績が合計でプラスの場合を考えました。では、現在は裁量トレード成績がマイナスだという場合はどうでしょうか。トレードの修行中だという場合は、マイナスの月が続くことがあるかもしれません。

マイナスが込むと、一気に挽回してやろうと考えたり、マイナス思考に陥ったり、平常心を維持してトレードすることが難しいかもしれません。このような時に、毎日のスワップポイントが冷静さを保つ機能を果たしてくれる可能性があります。

 

スワップ派を併用する注意点

ただし、スワップ派は、スワップポイントを毎日得る代わりに、相場にポジションをずっと持ち続けます。すなわち、含み損に陥る可能性があります。

含み損に陥る可能性、毎月の利益を底上げして精神的な安定を得る利点、含み損になっても、スワップ派とは含み損になるものだと気持ちを整理できるか・・・諸々のことを考えて行動しましょう。

また、毎月大きくプラスの成績を計上している優秀なトレーダーには、今回の記事は価値がないかもしれません。さらに言えば、スワップ派の存在さえ必要ないかもしれません。裁量トレードのほうが短い時間で多くの金額を稼げる可能性を持っています。

しかし、多くの人はFXで勝つことが難しいのですから、スワップ派は裁量トレードを中心にトレードする人にとってもやはり有効性があると考えることが可能です。

 

なぜスワップ派?
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