公開日:2015年5月2日
最終更新日:2017年1月2日

ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)でスワップ派の取引をする人は多くないでしょう。とはいえ、イギリスの政策金利はスイスを上回ってきました。

そこで、ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)の様子を確認しましょう。

なお、くりっく365でポンド/スイスフラン(GBP/CHF)の取引ができるようになったのは、2008年10月下旬でした。そこで、下のスワップポイントのグラフは2008年11月分から掲載しています。1万通貨を購入し、毎月のスワップポイントの大きさをグラフにしたものです。

縦軸はスイスフランです。大雑把に円換算するならば、縦軸の数字を100倍すれば円になります。

 

ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)のスワップポイント推移

2008年11月のスワップポイントは大きな数字を示しています。ということは、2008年のリーマンショック前は、もっと大きなスワップポイントを得られたのだろうと予想できます。2009年からは、1万通貨を買っていれば、毎月5スイスフランくらいを得られたという実績です。

1万通貨買った場合の、2008年11月初日から2016年12月末日までのスワップポイント益を合計しますと、およそ810スイスフランです。すなわち、買値から810pips程度スイスフラン高になっても、含み損とスワップポイント益の合計で損にならないことを示します。

 

ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)の長期チャート

では、この間のポンド/スイスフラン(GBP/CHF)の為替レートの推移はどうだったでしょうか。下のチャートをご覧ください。

2008年11月にはGBP/CHF=1.8台だったのですが、2011年には1.1台まで下落しています。上のチャートでは1.3弱に見えますが、これは月末の値をつないだチャートのためです。月の途中で1.1台を記録しています。

pipsで表現すれば、およそ7,000pipsのマイナスです。スワップポイントの利益では全く追いつきません。

為替レートはその後回復して横ばいとなり、2016年に至っています。そして、2016年から再びスイスフラン高となっています。これは、イギリスでの国民投票の影響が大きいでしょう。

この国民投票で、イギリスはEUから離脱することが決まりました。今後の展開を悲観して、資金がポンドから逃げているのかもしれません。

この状態ですと、いくらスワップポイントを獲得しても、評価損と合計するとマイナスになってしまいます。

スワップポイントは少しでも大きく、そして、長期トレンドはなるべく下落でない通貨ペアで取引したいです。ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)は長期的に下落トレンドになっていますから、スワップ派で取引するのは少々難しい通貨ペアだと言えるでしょう。

ただし、イギリスがEUから離脱するということは、イギリスは自由に行動できるということです。EUの法規制等でできなかったことがいくつもあると予想できます。常に世界をリードしてきたイギリスですから、潜在能力は高いでしょう。

今後のイギリスに期待するならば、ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)を少し買って様子を見るという選択肢も検討できるでしょう。