当サイトは、スワップ派で取引する場合のレバレッジを2倍以内にすることを推奨しています。しかし、2倍というのは便宜的な数字に過ぎません。

では、なぜ2倍という数字をご紹介しているのでしょうか。それは、分かりやすいからです。具体的に考えてみましょう。

 

レバレッジ2倍で強制ロスカットになる為替レートは?

例えば、豪ドル/円(AUD/JPY)をレバレッジ2倍で買うことを想定しましょう。強制ロスカットになる為替レートはどれくらいでしょうか。計算を簡単にするために、購入レートの半分で強制ロスカットされると考えましょう。

購入レート:108円のとき
強制ロスカット:54円

購入レート:60円のとき
強制ロスカット:30円

同じレバレッジ2倍でも、強制ロスカットになる為替レートがかなり異なります。

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今までの豪ドル/円(AUD/JPY)の円高記録は54円台ですから、108円のときにスワップ派を始めると、レバレッジ2倍でも心もとないということになります。一方、60円の時にレバレッジ2倍でスワップ派を始めると、安全度が高いことが分かります。

しかし、××円の時はレバレッジ2倍だと厳しいかもしれません、・・・円の時はそうでもありません、と場合分けして全て書くと煩雑すぎます。そこで、「レバレッジは2倍まで」「あまりに円安の水準ではスワップ派の取引を控えましょう」と書くことにより、分かりやすさを優先しています。

 

レバレッジ3倍~4倍以上でもOKな場合とは

豪ドル/円(AUD/JPY)の円高記録は55円くらいですから、これから大きく円高になっても50円台までだと考えたとします。そして、現在の為替レートは60円だとしましょう。

10,000通貨買うときに必要な証拠金を計算しましょう。

1. 取引を開始するために必要な額:60円×10,000通貨×0.04=24,000円
2. AUD/JPY=50円になっても強制ロスカットにならないために必要な証拠金:
(60円-50円)×10,000通貨=100,000円

必要な証拠金は合計で124,000円となりました。

leverage

一方、AUD/JPY=60円で10,000通貨買っているのですから、取引額は600,000円です。124,000円で600,000円の取引をしていますから、レバレッジは5倍くらいです。

レバレッジは2倍よりも大幅に高くなりました。しかし、これが無謀な取引かといえば、そうでもありません。計算に基づいた取引です。

よって、余裕があるならば、円高の限界を想定してから必要な証拠金を計算すると、便宜的なレバレッジ2倍という数字よりも緻密なトレードができるでしょう。

 

新興国通貨ペアは注意が必要

しかし、この計算方法を新興国通貨ペアに当てはめるのは、リスクが高めかもしれません。というのは、長期的に見ると、新興国通貨ペアは円高記録を徐々に更新しながら推移しているためです。

例えば、トルコリラ/円(TRY/JPY)の長期チャートは以下の通りです。

上のチャートでは、トルコリラ/円(TRY/JPY)の円高記録は30円台です。では、これからも20円台になることなく上下動すると考えてよいでしょうか。・・・少々不安です。

トルコリラ/円(TRY/JPY)や南アフリカランド/円(ZAR/JPY)は、極めて大きなスワップポイントを得られます。よって、この円高傾向でもスワップ派の取引が可能と思います。しかし、レバレッジを3倍、4倍と高くするのはリスクが高いように見えます。

新興国通貨ペアで取引する場合は、レバレッジは最大でも2倍までにした方が安全度を高くできるでしょう。

なお、トルコリラ/円(TRY/JPY)のスワップ派につきましては、強制ロスカットにならない方法を紹介しています。当サイトでは、この方法を利用した公開トレードも実行しています。ぜひご覧ください。

→ 強制ロスカットにならないスワップ派の超絶(?)テクニック(トルコリラ/円)

 

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