スワップポイントで稼ぐ方法を大まかに確認しましょう。

1.スワップポイントがもらえる通貨を買う
2.スワップポイントは大きいほうが良い
3.レバレッジは小さくする

この3つで完璧!・・・と言いたいところですが、もう一つあります。それは、「安全度の高い通貨を買うほうが、リスクが小さい」ということです

たとえば、とんでもない世界的な混乱がやって来たとします。「そんな危機は来ないよ」ならば良いのですが、東アジア経済危機、サブプライムローン問題、リーマンショック、ギリシャ問題、スイスショック・・・例を挙げればキリがありません。

そこで、これらを上回る混乱が来たとしましょう。

すると、せっかくFXで取引してスワップポイントがいい感じだったのに、その通貨の取引市場が消滅してしまい、強制的に取引を終了させられる場合があり得ます。

取引市場が消滅する場合、取引を始めたレートよりも大暴落した末に取引市場がなくなるかもしれません。この場合の損害は甚大です。そんな例はあったのか?ですが、あります。

2008年のリーマンショックの余波を受けて、アイスランドクローナの市場が消滅してしまいました。

アイスランドってどこ?という感じかもしれません。下の地図の左上(北西)の黄色く塗った部分です。イギリスの北西に位置しています。かなり北にありますので、寒そうです。火山と温泉が有名で、世界最大級の温泉プールがあります。

iceland-map

さて、話を戻しましょう。

アイスランドクローナは高金利通貨として、一部の人々の人気を集めていました。今までの記事では、豪ドル10,000通貨当たり1日50円として計算しましたが、そんな小さな額ではありませんでした。

というわけで、目一杯アイスランドクローナを買ってスワップポイントをもらってウハウハ
→ リーマンショック後の暴落&市場消滅で大損害 です。

これを回避するには、これでしょう。

・世界的な大混乱がきても、少なくとも市場がなくなりそうもない強い通貨で取引する

この条件を入れると、発展途上国通貨でスワップポイントを稼ぐのは難しくなってしまいます。発展途上国通貨は高金利で魅力的ではありますが・・・。

「高金利をみすみす捨てるのは惜しい!」
「危機はもう来ない可能性もあるし、何とか取引したい!」
「例外的な事例を使って、全ての取引に制限をかけるなんて嫌だ!」

このような場合は、全資産のうちの少しだけ使って、新興国通貨を買うのが良いかもしれません。では、具体的にどれくらいならば良いのでしょうか。これは分かりません。取引する人のリスク許容度次第です。

・リスクは極力避けたい・・・新興国通貨は取引しない選択になるかもしれません。
・リスクを取っても利益を狙いたい・・・新興国通貨を含めて考えることになるでしょう。

これは、新興国通貨から得られる高いスワップポイントをしっかりゲットしながら、リスクが顕在化するときのダメージを限定的にする方法です。

 

実際に危機が訪れるときは、新興国通貨だろうが先進国通貨だろうが、損失を被る可能性があります。しかし、スワップポイントで利益を得られるならば、そのままずっと持ち続けます。これがスワップ派の基本でしょう。

そして、将来の為替レートの回復を期待します。

将来の為替レートの回復を期待する前に、レバレッジを高くし過ぎて強制ロスカットされてしまってはいけません。レバレッジは低く維持することを常に心がけましょう。

 

スワップ派を始める前に