FXの最大の武器はレバレッジです。しかし、レバレッジを上手に扱えないと皆様を傷つけてしまうことになりかねません。文字通り「取扱注意」「諸刃の剣」です。

それはあたかも自動車のようです。

自動車は、安全運転で使う限り極めて便利な道具です。しかし、交通ルール無視でじゃじゃ馬のごとく運転すれば、事故に遭う確率が高くなるでしょう。安全運転でも事故発生確率はゼロではないのですから、慎重な運転が求められます。

事故発生確率がゼロでないのに、なぜ自動車を使うの?に対する回答は、「そのリスクを思いっきり上回る利便性があるから」でしょう。

レバレッジもそれと同じです。レバレッジも適切に使えば、とても効果的なツールになります。また、自動車よりもレバレッジのほうがリスクを管理しやすいので、気を付ければ自動車よりも安全だと言えるでしょう。

 

さて、前置きはこれくらいにして、レバレッジの説明をしましょう。レバレッジを一言で書けば、以下の通りです。

レバレッジとは:
「FX口座に入金した金額(預入証拠金)よりも大きい金額で取引できる」

・・・は?どういうこと?という感じかもしれません。100円のリンゴを買おうと思ったら、50円払えば良いということ?意味不明じゃない?かもしれません。

これを理解するのは大変なことかもしれません。今持っているお金よりも高い価格の物を買おうと思えば、借金するしかありません。レバレッジとは借金なのでしょうか?借金ならば、その金利を支払う必要があるのでしょうか?

・・・こうして、底なし沼にハマってしまうかもしれません。

しかし、レバレッジは難しくありません。FXのレバレッジは、取引開始のときよりも、取引を終了するときに焦点を当てています。

すなわち、取引を始めるときに自己資金よりも大きなお金を使ってもいいから、取引を終了するときに損していたら、その分しっかり払ってよね!という取引です。

具体的に考えましょう。FX口座に10万円入金しました。米ドル(アメリカドル)を1ドル100円で2,000ドル(20万円分)買ったとします。このときのレバレッジは2倍です(20万円 / 10万円 = 2)。

ここで、米ドルを買ったのですが、実際に現金の交換はしません。よって、口座の円が米ドルに変わってしまうことはなく、依然として円のままです。円を売って米ドルを買うのですが、顧客にとって、それは計算上の話にすぎません。

 

1.勝つとき
1ドル100円から110円に値上がりしたとしましょう。2,000ドルを円に戻します。
110円×2,000ドル=22万円です。

もともと20万円分の米ドルを買いました。そして、それを売って22万円を得ました。差引2万円の利益です。おめでとうございます!10万円だった口座の資金は12万円に増えました。とても気持ちが良いでしょう。

2.負けるとき
1ドル100円から90円に値下がりしたとしましょう。2,000ドルを円に戻します。
90円×2,000ドル=18万円です。

もともと20万円分の米ドルを買いました。そして、それを売って18万円を得ました。差引2万円の損失です。ガッカリです。10万円だった口座の資金は2万円減り、8万円になりました。

 

いかがでしょうか。FXというのは、自己資金の額よりも大きな金額の取引をしても構いません。損してしまうときに、その損失額を自己資金から支払えればOKですよという取引です。

ということは、FX口座に小さな額を入金して、実際は大きな額を取引可能ということです。この方法で大きく稼ぐことができれば、とてもハッピーです。

しかし、一攫千金でレバレッジを100倍にしてみよう!というのは、できません。上限があります。日本の場合は25倍までとなっています。また、大きく負けてしまうときには残念な結果が待っています。そこで、レバレッジは適切に管理しましょう。

自動車運転の場合は、どんなに注意しても大事故に遭ってしまう可能性があります。しかし、FXのレバレッジは、安全運転を心がければ破産を回避することが可能です。

この点で、利益とリスクのバランスを取りやすい商品だと言えるでしょう。

 

スワップ派を始める前に