スワップポイントで稼ぐための復習を簡単にしましょう。今までのシリーズのおさらいです。

1.スワップポイントがもらえる通貨ペアを買って、持ち続ける
2.レバレッジを効かせれば、その分スワップポイントも多くもらえる

そして、レバレッジとは何かについて確認しました。では、思いっきり稼ぎたいから、レバレッジを10倍にしよう!という場合を考えましょう。Aさんに登場してもらいます。

 

Aさんは、高金利通貨であるオーストラリアドル(豪ドル)を買うことにしました。1豪ドル=90円で、1万通貨当たりのスワップポイント(=金利)は毎日50円だとしましょう。

入金額は9万円にしました。1万通貨買うのに必要なお金は90万円です。9万円で90万円分の豪ドルを買おうというのですから、レバレッジは10倍です。

1日目・・・50円ゲット!
2日目・・・50円ゲット!
3日目・・・50円ゲット!
1年経っても毎日50円ゲット!

こうして、1年間で50円×365日=18,250円を獲得しました。元々の入金額は9万円でしたから、1年あたりの利益率は20%を超えました!ただ買って持ち続けるだけで年率20%をもらえる投資商品はないでしょ!というわけで、Aさんは最高に幸せです。

スワップポイントの収益力は強力です。しかし・・・あるとき、豪ドルが暴落しました!一気に1豪ドル=70円になってしまいました!

Aさんは豪ドルを90円で買っていましたから、20円分損しています。そして、1万豪ドル買っているのです。
損失額は・・・(70-90)× 1万 = 20万円

口座には9万円(+スワップポイントの額)が入金してあるのですが、いきなり20万円分負けました。こうなると、破産です。実際には、口座残高がマイナスになる直前に、FX業者が強制的に取引を終了します(=強制ロスカット)。

 

ここでのポイントは、取引を終了する時点で口座の額と損失額を比較するのではなく、取引継続中でも含み損が大きくなりすぎるとゲームオーバーだということです。「今9万円しかなくて損失は20万円だけど、スワップポイントで稼ぐから待って!」は通用しないということです。

過去の豪ドルの為替レートを見ると、90円から70円まで円高になるのはごく普通にあることです。こうして、「儲かった!」とはしゃいでいたAさんは全資産を失ったのでした・・・。

こんな風にならないために!

必須事項:「レバレッジは小さくしましょう!」

例えば、口座入金額が9万円で、9万円分の豪ドルを買っていたとしましょう。1豪ドル=90円だと1,000豪ドルです。レバレッジは1倍です。そして、上と同じように70円まで下落したとしましょう。この時の損失額は?
(70-90)× 1,000 = 2万円

損失額は2万円です。入金額は9万円ですから、2万円の損は余裕です。

損するのは痛いですが、スワップポイントを毎日稼ぐことができます。スワップポイントを毎日毎日積み上げれば、そのうち損失を上回る額を得られるでしょう。

また、為替レートは上下動するものですから、70円になってしまった為替レートが再び90円まで上昇することも期待できます。100円まで上昇すれば、為替レートの変動利益に加えてスワップポイントの利益も入ります。ダブルでおいしいです。

結論:レバレッジはとにかく低くしましょう。最大でも2倍以内!

レバレッジが2倍ならば確実に安全だとは断定できませんが、10倍などよりも圧倒的に安全です。

 

スワップ派を始める前に