会社のお金をFXにつぎ込んで大損・・・。そんなニュースがごくまれに報道されることがあります。

そこまでひどくなくても、FXで大損したという話をインターネットで検索することは容易です。株式などでも同様でしょう。

しかし、外貨預金で大損したという話はあまり聞こえてこないように思います。そこで、株式やFXと外貨預金の違いを考えましょう。すると、FXで大損する理由や回避方法が見えてくるかも知れません。

 

株式で大損するとき

株式はFXと同様に、買いから始めることも売りから始めることも可能です。ここでは現物の買いを想定して話を進めます。

好景気で株価が上昇すると、株式投資をしたくなる人もいることでしょう。そこで、Aさんはある会社の株を株価1,000円で買いました。

ほどなくして・・・事件が発生しました。
・ その会社で粉飾決算が発覚!
・ 時期を同じくして、株式相場全体の調子も悪くなった!
・ その会社の商品で大規模な問題が発覚!

その会社の株は連日のストップ安を記録してしまいました。途中で小康状態になったのですが、粉飾決算の影響が大きく、上場廃止となってしまいました。Aさんはどうしても損切りできず、上場廃止になる直前になってようやく、株価100円で損切りしました。

こうして、Aさんは大損してしまいました・・・。何とか損切りしましたが、損切りできなければ、株価がゼロ円になって投資資金を全て失うところでした。

この例はあまりに極端ですが、粉飾決算、株式市場の調子の悪化、製品の回収といった騒ぎは時折聞く話です。稀にしか起こらないレアな話ではありません(粉飾決算はレアでしょう)。

こうした事態で大きな損になってしまう最も大きな理由の一つは、「価格変動率が大きい」ということでしょう。株式の場合、株価が数年後には数分の1まで下落していることもあります。逆に上昇することもあるのですが、この価格変動率の大きさの影響が大きいでしょう。

 

外貨預金の場合

Aさんは株式で失敗しましたが、めげずに豪ドル/円(AUD/JPY)を買いました。株式のようなダイナミックな価格変動はありませんが、普通預金よりも利率が良いからまあいいか、という感じです。

しかし、悪いことは続くものです。株式市場の変調に引き続き、今度は外国為替市場でも円高の波がやってきました!Aさんは、株式のときと同じように損切りできずに模様眺めしました。

そして・・・あることに気付きました。

・ 株価は数分の1に下落することもあるし、ゼロになることもある。
・ しかし、外貨の価値がゼロになることは、ほぼない。
・ リーマンショックの大暴落でさえ、AUD/JPYは価値下落が半分でとどまり、復活した。

外貨は株式と比べて、価格変動がとても小さいです。これが、外貨預金で大損というニュースが流れづらい原因だろうと予想できます。

 

FXで大損してしまう理由と対策

FXは外貨預金と似た性質を持っています。取引の対象は通貨ペアですから、外貨預金と同じです。投資対象が同じですから、価格変動率も同じです。スワップポイントと外貨預金金利を比較すると、スワップポイントのほうが有利です。

しかし、FXで大損してしまう理由。それは一つでしょう。

FXで大損してしまう理由:
・レバレッジを高くし過ぎる

レバレッジを高くすれば、価格変動率の何倍もの損益が自分の投資資金に反映されます。レバレッジが2倍ならば損益も2倍、レバレッジが10倍ならば、損益も10倍です。その結果、株式投資よりも大きな価格変動率に晒されてしまうことも可能です。

自分にとって都合の良い方向に為替レートが動けばよいのですが、いつもそのようになるとは限りません。こうして、FXで大損する人が出てしまいます。

FXで大損しない対策:
・レバレッジを高くしない。レバレッジを低くする。

レバレッジを高くすると、それだけ価格変動の波が大きくなって自分に降りかかってきます。これを回避するためにも、レバレッジは少しでも低くしましょう。当サイトでは、レバレッジは最大でも2倍にするようおすすめしています。