連続予約注文やループイフダンを使って、ボックス相場を両建てで攻める設定の可否を考察しましょう。

ボックス相場とは、下の図のような値動きです。すなわち、上昇も下落もしないで同じ範囲を行ったり来たりしている状態です。

トレンドがない状態ですから、為替レートが一方向に継続的に進むことを期待できません。このため、取引開始から終了までの時間は比較的短くなるでしょう。

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買い注文で攻める設定

上のボックス相場でリピート系取引(連続予約注文やループイフダン)を使って攻める場合、下のような設定になるでしょう。赤線は買い注文を表しています。

あるレートで買って、少し上昇したら利食いします。それを様々なレートで繰り返しますから、為替レートはあまり動いていないのに利食い幅(pips、銭)はとても大きい、ということも可能です。

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この買いのリピート系取引で、最終的に勝利を収めるパターンはいくつかあるでしょう。

成功パターン1:
為替レートがボックス相場の上方向に抜けていく場合
成功パターン2:
ボックス相場は終わっていないけれども、利が乗っているうちに取引を終了する場合
成功パターン3:
為替レートがボックス相場の下方向に抜けて損切りになるけれども、それまでの利食い額の方が大きいため合計するとプラスになる場合

できればパターン1で終わりたいですが、パターン3になっても仕方ありません。将来の相場を完全に見通すことはできないためです。

パターン3で終わる場合は、少しでも数多くの利食いを繰り返して、損切り時の損失に備えましょう。

 

売り注文を追加して両建て

上のリピート系注文で、買いに加えて売りも実行すれば両建てになります。下の図は先ほどのボックス相場のものですが、赤線で売りと買いを同時に実行します。

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買いの場合は為替レートが上昇するときに利食いできます。これに売り注文が加わりますから、為替レートが下落する時にも利食いできます。為替レートが上昇しても下落しても利食いできる状態になります。

ただし、問題がないわけではありません。

 

問題1:ボックス相場が終わるときは損切りになる

為替レートがボックス相場内で動く間、ずっと取引を継続するとします。すると、どこかでボックス相場は終了するでしょう。

為替レートが上昇してボックス相場が終了するとき、売り注文が損切りになります。逆に、為替レートが下落して終了する場合は、買い注文が損切りになってしまいます。

ただし、買いだけのトレードに比べると、両建ての利食い速度は最大で2倍になると期待できます。そこで、損切りが成立する前に少しでも多くの利食いを繰り返して資金を確保しておくことが重要になります。

問題2:スワップポイントがマイナスになりやすい

一般的には、ある通貨ペアを買い、同時にその通貨ペアを同数だけ売ると、スワップポイントの合計はマイナスになります。すなわち、両建てをすると毎日のスワップポイントがマイナスに転落しやすくなります。

スワップポイントの額よりも利食い額の方が大きいと期待できますが、スワップポイントのマイナスは気持ちの良いものではありません。

そこで、売り注文の本数を減らすという案を検討できるでしょう。下の図のイメージです。緑の横線一つ一つが売り注文を示していますが、その本数が少なくなっていることが分かります。こうしてマイナススワップのダメージを軽減します。

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この案を採用する場合、為替レート下落時の利食い頻度は小さくなります。しかし、買いのみで攻める場合よりは利食い頻度が高く、かつ、為替レートが上昇してボックス相場が終了するときの損切り額も小さくなります。

 

ループイフダンと連続予約注文を比較

では、この両建てで攻める場合、ループイフダンと連続予約注文のどちらが攻めやすいかを考察します。

簡単に取引を開始できるかという視点で見れば、ループイフダンが有利でしょう。何しろ、選択肢が限られていますから大きく悩む必要がありません。

ただし、特定の為替レートで損切りする機能がありませんので、損切りのタイミングを逃さないことが大切です。

一方、連続予約注文の場合、ループイフダンのように簡単に取引を開始できるわけではありませんが、以下のメリットがあります。

連続予約注文のメリット:
1 自分の好きな為替レートで売買注文を設定できる。
2 特定の為替レートで損切りできる。
3 一度でも損切り注文が成立したら、その後の注文はすべてキャンセルされる。
4 業界最小水準のスプレッドで連続予約注文ができる。

注文を自由に一つ一つ設定できるとは、逆に言えば、一つ一つの注文を設定する必要があるということです。しかし、何十本も注文を出すというわけではないでしょう(もちろん、出すこともできます)。

このため、発注に要する時間については、あまり気にしなくても良いのでは?と思います。連続予約注文はメリットが大きく、両建てでボックス相場を攻めるときに役立つでしょう。

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