特に比較しなくても、FXのスワップ派と預貯金は大きく異なるということがイメージで分かります。しかし両方とも、ひとたび取引を開始すれば、その取引を長期間継続します。そして、スワップポイント(または利息)を受け取ります。

ということは、この二つは似た性質を持っている商品だということです。そこで、FXのスワップ派と預貯金を比較しましょう。

 

サービス提供会社の違い

FX: 主に、FX事業を営む会社の商品
預貯金: 銀行の商品

外貨預金の説明と同じになります。インターネット銀行がFXサービスを提供することもありますが、概ねこの説明で正しいでしょう。FX業者が普通預金を募集するということはありません。

 

サービス提供会社が破たんするとき

FX: 預入証拠金は全額保証
預貯金: 1,000万円とその利息は全額保証。決済性預金は全額保証。

実は、業者破綻時の資金の安全度はFXのほうが高いです。銀行が破たんする場合、普通預金などは1,000万円とその利息分の返還が保証されます。それ以上の額については、返ってくるかも知れませんし、なくなってしまうかもしれません。

一方、FXの場合は、何億円預けていても全額返還されます。1兆円でも返還されます。これは、FX業者に預けたお金はFX業者の手元で保管せず、信託銀行に全額預けられるためです。信託銀行に預けられたお金は顧客の資産であり、FX業者が使いたくても使えません。

このため、利息よりも安全度を重視したいならば、銀行でなくFXにお金を預けるべきでしょう。そして、取引しなければお金が減る心配はありません。

銀行のペイオフ(預金の払戻保証額を1,000万円とその利息までとする措置)が実行されたのは、2010年に破たんした日本振興銀行が有名です。この時の弁済率は58%となりました。1,000万円を超える預金につき、実に40%以上の預金が消えてなくなったということになります。

さらに重要なのは、58%に決定したのは2014年になってからのことです。破綻は2010年。弁済率が決定したのは2014年。お金は返ってこない上に、決定までに4年もかかってしまいました。

可能ならば、1,000万円を超えるお金を銀行に預けたくない・・・かもしれません。

 

得られる利益の違い

FX(スワップ派): 預貯金よりも圧倒的に高い
預貯金: ほとんどゼロ

預貯金金利はゼロではありませんが、ほとんどゼロです。ATMを使って手数料を取られようものなら、収入と支出の合計で損してしまうような有様です。

それに比べると、スワップ派の利益は圧倒的に高いです。これがスワップ派の魅力です。

 

元本の維持

FX: 投資すれば、元本が減る可能性がある
預貯金: 元本は減らない

元本の安全度は預貯金のほうが高いです。元本が減るリスクがない代わりに、利益もゼロに近いということです。FXのスワップ派は、元本が減るリスクがあります。その分、得られる利益の可能性も高いということになります。

預貯金とFXのスワップ派でどの程度資金を振り分けるかは、お金を持っている人のリスク選好の度合いによります。

 

お金の引き出しやすさや振り込みなど

FX: 第三者への振込サービスなどはない
預貯金: ATMでの入出金や振り込み等の銀行サービスを受けられる

これは当然と言いますか、FXは通貨の取引で利益獲得を目指すものですから、振込サービスなどはありません。振込みや引き落としなどのサービスを利用したい場合は、預貯金を使うことになります。

 

結論

FXにはFXの利点があり、預貯金には預貯金の良さがあります。どちらか一方だけを選択するのは現実的ではありません。リスク許容度やどれくらいの利益獲得を目指したいかを考えながら、FXをしましょう。

 

なぜスワップ派?
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