複利運用しないスワップ派でいくら稼げるか」では、最初に1万通貨を買って、あとはそのまま置いておくというスワップ派を考えました。とても基本的な方法です。

今回は、少し変化をつけてみます。
「毎年1月初日に1,000通貨ずつ買い続けると、スワップ派としての成績はどうなるだろうか?」
です。

毎月1,000通貨としたいところですが、1年で12,000通貨となってしまい、最初に1万通貨買う場合との比較が難しくなります。そこで、1年に1回としました。こうすれば、2006年~2015年で1万通貨を買うことになり、比較しやすくなります。

この試算での取引条件は以下の通りです。

取引数量: 毎回1,000通貨
取引日: 毎年1月初日に買う
為替レート: 90円
レバレッジ: 2倍
スワップポイント: 1,000通貨当たり1日5円

スワップポイントの利益は以下の通りです。
1年目(1,000通貨): 1,825円(利益率 4.06%)
2年目(2,000通貨): 3,650円(利益率 4.06%)
3年目(3,000通貨): 5,475円(利益率 4.06%)
4年目(4,000通貨): 7,300円(利益率 4.06%)
5年目(5,000通貨): 9,125円(利益率 4.06%)
以下続く

当然のことながら、最初に1万通貨買う場合に比べて、スワップポイント益は大きく減少します。

しかし、毎年コツコツと買うので、それに従ってスワップポイントの額が増えていきます。なお、スワップポイントは変化しますが、この試算ではスワップポイントの大きさは1,000通貨当たり毎日5円と決まっているので、利益率は一定です。

さて、この試算に何の価値があるか?です。

それは、一度に大きな証拠金を準備できなくても、少しずつ買うことによってスワップポイントがどれくらい蓄積するのかを確認することです。コツコツと買い続ければ、それに伴ってスワップポイント益も増えていくことが分かります。

一度に大きな額を準備しなければならないとすれば、お金持ちしかトレードできません。この試算で、スワップ派は、お金持ちでなくてもトレードできる方法だということが示されました。

1万通貨を一度に買う場合と、今回の場合のスワップポイントの推移グラフは以下の通りです。1年目は両者の開きがとても大きいですが、徐々に差が狭くなっている様子が分かります。この試算では、開始後10年で追いつきます。

1000-10000-simple-interest

 

実際のスワップポイントの数値を使って試算

では、豪ドル/円(AUD/JPY)のスワップポイントの実際の数値を使って、同じように確認しましょう。試算例と大きな違いが出るでしょうか。くりっく365のデータを引用して計算しました。

通貨ペア:  豪ドル/円(AUD/JPY)
取引日: 2006年1月3日から毎年1月初日に1,000通貨買う
レバレッジ: 2倍

スワップポイントの推移は以下の通りです。
2006年(1,000通貨): 4,855円(利益率 11.3%)
2007年(2,000通貨): 11,128円(利益率 12.3%)
2008年(3,000通貨): 15,221円(利益率 10.9%)
2009年(4,000通貨): 9,070円(利益率 5.3%)
2010年(5,000通貨): 17,068円(利益率 8.0%)
2006年~2015年合計: 162,628円(利益率 37.7%)

1万通貨を一度に買う場合と、毎年1,000通貨買う場合のスワップポイントの推移は以下の通りです。

1000-10000-audjpy-simple-interest

1万通貨を一気に買う方が、毎年のスワップポイントが大きいことは明白です。しかし、その差が徐々に縮まっている様子がはっきり分かります。投資額が小さくてもスワップ派でトレードできるということです。

 

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