どのようなトレード手法にもデメリットがあります。スワップ派のデメリットをそのまま受け入れてトレードしても良いですが、デメリットを緩和あるいは排除するトレード手法を考えてみましょう。

 

スワップ派のデメリット

スワップ派のデメリットにはいくつかあるでしょうが、ここでは「証拠金増加スピードが極めて遅い」ことを取り上げましょう。

例えば、1万通貨で1日当たりのスワップポイントが50円の通貨ペアがあり、それを1万通貨買っているとします。

1日経過: 50円獲得
2日経過: 100円獲得
3日経過: 150円獲得



100日経過: 5,000円獲得

スワップポイント100円は、利食い幅1銭に相当します。このため、1日で0.5銭の利食いができているのと同じ計算になります。100日で50銭相当です。

100日で50銭です。デイトレードならば1日で獲得可能な大きさかもしれません。

また、100日間ずっとポジションを持ち続ける必要があります。100日もあれば、相場が波乱の模様になることもあるでしょう。たとえそうなっても、じっと耐えます。それがスワップ派です。

 

リピート系注文ー利益獲得速度を高める方法ー

では、デイトレードやスイングトレードをしましょうか。しかし、これらのトレード(=裁量トレード)で好成績を上げ続けるのは大変なことです。

スワップ派ならば、相場を読む必要がありません。また、毎日のようにチャートをチェックする必要性が薄いです。デイトレードなどをすると、これらのメリットが失われてしまいます。

そこで、「スワップ派のように放っておけるけれども、利益獲得速度が速い」というトレード手法が必要です。

この条件を満たすトレード手法として、リピート系注文があります。リピート系注文とは、下のようなトレード手法の総称です。

・トラリピ【M2J】
・ループイフダン【アイネット証券】
・トライオートFX【インヴァスト証券】
・連続予約注文【マネーパートナーズ】

最初に、これらのリピート系注文が、スワップ派よりもどれくらい利益獲得速度が速いかを確認しましょう。そして、スワップ派と比較する場合のリピート系注文のデメリットも確認しましょう。

 

リピート系注文の証拠金増加速度

例えば、スワップ派で1万通貨を買い、1日のスワップポイントが50円だとしましょう。この場合、1か月間(30日間)で得られるスワップポイントは1,500円です。

一方、リピート系注文で、注文と注文の間の距離を50銭、利食い幅を50銭として、1,000通貨×10本の注文を出すとしましょう(合計で1万通貨)。1回の利食い額は500円です。1か月の営業日は20日程度あります。

値動きが大きい豪ドル/円(AUD/JPY)あたりの通貨ペアでトレードすると、1日0.5回~1.0回程度の利食いを期待できるでしょう。

すると、1か月間の利食い額の期待値は5,000円から10,000円となります。スワップ派の1,500円とは比較になりません。さらに、リピート系注文のポジションからもスワップポイントを得られます。

swap-repeat

上の図は、リピート系注文のイメージ図です。青丸で新規買い、オレンジ丸が決済です。青の曲線が為替レートの動きを示しますが、相場が乱高下すればするほど利食い回数が増えることになり、リピート系注文の利食い額が大きくなります。

 

リピート系注文のデメリット

では、スワップ派をしないで、全額をリピート系注文に投入すれば良いのでは?となるかもしれません。しかし、そういうわけにはいかないでしょう。というのは、リピート系注文にもデメリットがあるからです。

リピート系注文のデメリット:
為替レートが注文範囲を外れて動くとき、1回も利食いができない。

上の図では、3つの買い注文と決済注文が繰り返し発動されています。しかし、為替レートがこの3つの注文よりも上で動くとき、全くトレードできません。ポジションもありませんから、収入がゼロになってしまいます。

この場合、スワップ派の方が有利です。

また、為替レートがこの3つの注文のはるか下を動くときは、リピート系注文なのに利食いできず、スワップ派と同じようにスワップポイントだけ得ることになります。

 

結論

そこで、結論としては、「一部のポジションをスワップ派で持ち、一部はリピート系注文をする」ことになるかもしれません。すなわち、1万通貨のスワップ派をしようと考えているとき、そのうち5,000通貨をスワップ派、残り5,000通貨をリピート系注文にするという具合です。

こうすれば、スワップ派とリピート系注文のそれぞれのデメリットを補いながらトレード可能です。

なお、この文脈でリピート系注文をする場合、「リピート系注文でも高スワップポイントの口座である」ことが重要な条件となります。

そこで、リピート系注文で高スワップポイントを期待できるFX口座を念頭に置きながら、「スワップ派+リピート系」のトレード手法を考察していきましょう。

考察対象とする口座とサービス名:
・トライオートFX【インヴァスト証券】
・連続予約注文【マネーパートナーズ】

 

スワップ派とリピート系のコラボ
トライオートFX(インヴァスト証券)
連続予約注文(マネーパートナーズ)
ループイフダン(アイネット証券)
リピート系注文の比較