トルコリラ/円(TRY/JPY)はスワップポイントが大きいことが魅力です。しかし、長期チャートを見ると、スワップ派としてはあまりうれしくない動きに見えます。下のチャートをご覧ください。

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円高になるときも円安になるときもあるのですが、概ね右肩下がりの形に見えます。すなわち、円高です。

スワップポイントの獲得を目指してトレードする場合、円高になろうが円安になろうが構わずポジションを維持します。しかし、円高は含み損を意味しますので、あまり面白くありません。

そこで、買って持つというスワップ派ももちろん良い選択肢でしょうが、違う方法で守りを重視したトレードを考えてみましょう。例えば、以下の方法です。

 

守備重視のトレード方法

<取引例>
1.  TRY/JPYを買う。
2. スワップポイント益を含めて2円分の利益が出たら、決済する。
3. (為替差益があったとき)上の1.で買ったレートよりも25銭以上円高の位置で、再び買う。
4. (為替差損があったとき)決済レートよりも25銭以上円高になったら、再び買う。
5. 上記2.に戻って、以下繰り返し。

このトレード方法は、買いと決済を繰り返しながら、徐々に買値を引き下げていくことを意味しています。また、2円や25銭という数字が出てきますが、これは例です。違う数字でも構いません。

3.の図解は以下の通りです。この場合は、元の買値よりも25銭円高になったら、再び買います。

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4.の図解は以下の通りです。この場合は為替差損が出ていますが、スワップポイント益が大きくなって合計で2円分の利益になった場合です。この時は、決済した為替レートよりもさらに25銭円高になった時点で再び買います。

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しかし、これは意外に難しい方法かもしれません。というのは、ある為替レートで買った後に2円分の円安にならず、かつ、スワップポイント益と合計しても2円の利益にならずに何年も過ごさざるを得ない場合があり得るからです。

そこで、例えば、TRY/JPY=40円、42円、44円、46円、48円でそれぞれ1万通貨を買うとしてみましょう。こうすれば、どこかで買えるでしょうし、どこかで売れるでしょう。

将来、40円よりもずっと円高になるかもしれませんが、それはトレードする中で買値を徐々に引き下げていくことで対応します。

例えば、44円で買ったものを45円で決済したとします(1円分のスワップポイントを得て、合計2円分の利益)。このとき、次は43.75円で買います。そして、42円で買うはずだったものも同様に円高に修正し、41.75円にします。40円で買うはずだったものも、39.75円に修正します。

取引頻度は小さくなるでしょうが、もともとはスワップ派の取引ですから、これで十分でしょう。

取引頻度を多くしたい場合は、1円の利益で決済するなど、調整しましょう。また、安全度を高くしたい場合は、決済後の取引レートを25銭幅にせず、50銭などにしてもよいでしょう。

 

守備重視のトレード方法のデメリット

では、このトレード方法のデメリットを考えてみましょう。

1. 大きく円安になるときに、利益を得る機会がない。
買いのトレードなのですが、大きく円安になるときには利益獲得機会がありません。このトレード方法は円高対応を重視しているため、この場合は円安チャンスを逃してしまいます。

2. 決済後に長期間円安傾向が続き、その後円高になるとき。
例えば、決済後、1年間円安傾向が続いたとしましょう。そして、再び円高になったとします。1日当たりのスワップポイントを100円とすると、普通のスワップ派で買って持っていれば1年で365銭相当の利益になります。

しかし、この方法では、決済後に25銭円高のところで買います(25銭という数字は仮の例)。この場合、普通のスワップ派で持ち続けたほうが有利だったということになります。

 

守備重視のトレード方法のデメリット回避方法

このデメリットを回避する方法案は、以下の通りです。

1. 大きく円安になるときに、利益を得る機会がないというデメリットの回避

全てのトレードについて今回の記事のようにするのでなく、一部については、別記事「強制ロスカットにならないスワップ派の超絶(?)テクニック」で案内しました方法でポジションを持ちます。すなわち、ひとたび買ったら、あとは延々とスワップポイントをもらい続けます。

含み益が十分に大きくなったら、ゆっくり決済すればOKでしょう。

2. 決済後に長期間円安傾向が続き、その後円高になる場合への対応

決済してから次の買いまでに1年間かかってしまった!1日あたりのスワップポイントは100円(1銭相当!)という場合。1年間で365銭分のスワップポイントをもらい損ねています。この場合は、本来買おうと考えていたレートから365銭円高になった時点で買いましょう。

こうすれば、ずっとポジションを持ち続けて得たはずのスワップポイントと同額だけ円高で買うことができます。

 

このトレード方法に適したFX口座

このトレードを実行するには、以下の2つの条件が重要です。

1. スワップポイントが高い
2. 未決済ポジションのスワップポイントに税金がかからない

このトレードはスワップ派を基本としますので、スワップポイントの高さが重要です。また、未決済ポジションのスワップポイントに税金がかからないことも極めて重要です。

含み損があるときに、スワップポイント益との合計で2円分の利益が出たら決済するという方法なのですが、未決済ポジションのスワップポイントに税金がかかってしまうと、この2円分の利益獲得までに時間がかかる場合があります。

例えば、以下の通りです。

(例)年末時点で含み損があるけれど、スワップポイント益がかなり増えたからもうすぐで2円分の利益だ・・・と思ったら、新年になったからスワップポイント益の20%を税金で支払わなきゃ。2円分の利益獲得までの道のりはまだ長い・・・。

未決済ポジションのスワップポイントに税金がかからない場合:
決済した後に、為替差損の損失を除いた後の利益に20%の税金がかかります。

未決済ポジションのスワップポイントに税金がかかる場合:
含み損の分を考慮しないで、スワップポイントに毎年20%の税金がかかります。

これは極めて大きな違いです。よって、上の2条件をしっかりと満たすFX口座での取引が重要です。両方を完全に満たす口座はなかなか見つかりませんが、ヒロセ通商(LION FX)が候補になります。スワップポイントが比較的高く、未決済ポジションのスワップポイントに税金がかからないからです。

トルコリラ/円のスワップ派では、ヒロセ通商(LION FX)が有力な選択肢となるでしょう。

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