スワップポイント狙いのトレード手法、すなわちスワップ派では、獲得したスワップポイントで新たに通貨ペアを買うと、1日あたりのスワップポイントを多くできます。
いわゆる、複利運用です。
例えば、豪ドル/円を10万通貨買って、毎日500円もらっているとします。その後、スワップポイントが貯まったので、スワップポイントを使って、追加で1万通貨買うとします。
追加後:ポジション数量11万通貨、スワップポイント550円/日
ポジションを持っているだけですが、スワップポイントが貯まることによって、日々のスワップポイントを大きくできます。
ただし、FX業者によっては、現在保有しているポジションから得たスワップポイントを使って、新規にポジションを持つことはできないようです。これでは不便です。
そこで、当サイトで紹介しているFX口座について、どんな条件になっているのか確認しましょう。
未決済ポジションのスワップポイントで、新規にポジションを建てられるか
下の表のFX口座は、最小取引数量が1,000通貨以下で、かつ、高スワップポイントを売りにしているFX口座です。
未決済ポジションのスワップポイントを使って、新規に売買できるでしょうか。
口座名等 | 未決済ポジションのスワップで新規トレード |
---|---|
SBI FXトレード | 可 |
アイネット証券 | 可 |
ヒロセ通商 | 可 |
マネーパートナーズ | 可 |
セントラル短資FX | 可 |
FXプライムbyGMO | 可 |
トライオートFX | 可 |
ここで紹介しているFX口座ではすべて、ポジションを決済しなくても新規にポジションを作れます。これはとても良いことです。
これができれば、スワップポイントの複利運用が実行可能になります。複利運用について別途特集記事を組んでいますので、ぜひご覧ください。
スワップポイントの複利運用の注意点
スワップポイントの複利運用とはすなわち、「獲得した資金を使ってさらに稼ぐ」ということです。メリットが大きいですが、一つ注意点がありますので確認しましょう。
・獲得したスワップポイントを、相場にさらすことになる
獲得したスワップポイントで複利運用せず、銀行口座に移動するとしましょう。すると、その後相場がどんなに荒れようとも、獲得した資金は傷つきません。
一方、複利運用でポジションを持つと、為替レート変動によっては、含み益とスワップポイント益の両方を獲得できます。逆に、含み損になってしまう場合もあります。どちらになるか、事前に読むことは難しいです。
そこで、複利運用でポジションを持つ場合は、レバレッジを小さくすることが大切です。レバレッジが小さければ、含み損になっても強制ロスカットを回避しやすくなります。そして、スワップポイントを毎日もらいます。最終的に、再び円安になったところで利食いすればOKです。
せっかく獲得したスワップポイントをリスクにさらしたくないな、という場合もあるでしょう。そこで、未決済ポジションのスワップポイントを出金できるかどうか、確認しましょう。
未決済ポジションのスワップポイントを出金できるか
未決済ポジションのスワップポイントで新規に売買できるならば、そのスワップポイントを出金できるかもしれません。出金できるならば、定期的に出金して為替相場のリスクを回避したり、お小遣いにしたりできます。
実際には、出金することは多くないと思います。しかし、出金できれば、イザというときに助かるかもしれません。
下の表で確認しましょう。
口座名等 | 未決済ポジションのスワップを出金 |
---|---|
SBI FXトレード | 可 |
アイネット証券 | 可 |
ヒロセ通商 | 不可 |
マネパFXnano | 可 |
セントラル短資FX | 可 |
FXプライムbyGMO | 不可 |
トライオートFX | 可 |
多くの口座で、未決済ポジションのスワップポイントが出金可能です。あまり重要なポイントではないかもしれませんが、必要な方はチェックしておきましょう。
- 小数点未満: 小数点未満のスワップポイントの蓄積
- 複利運用: 未決済ポジションのスワップポイントで複利運用できるか
- 課税: 未決済ポジションのスワップポイントに課税されるか
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