豪ドル/円(AUD/JPY)のスワップポイントは、2008年のリーマンショック後に大きく低下しました。しかし、他の通貨ペアに比べれば大きな値を維持しています。

リーマンショック前もその後も、豪ドル/円(AUD/JPY)は高金利通貨ペアだと言ってよいでしょう。では、実際のところ、豪ドル/円のスワップポイントはどのように推移したのでしょうか。

豪ドル円の長期スワップポイント推移

豪ドル/円(AUD/JPY)のスワップポイントの長期分析をします。下のグラフをご覧ください。

豪ドル円のスワップポイント

このグラフは、「くりっく365」で豪ドル/円(AUD/JPY)を1万通貨買い、そのままずっとポジションを維持した場合に得られたスワップポイントの獲得額を、月別に示しています。

横軸は年で、縦が月別のスワップポイント獲得額です。よって、縦軸は円です。

この「スワップポイントと長期チャート」の特集記事では、円を含む通貨ペアを5つ考察しています。その中で、豪ドル/円(AUD/JPY)は、スワップ派にとって最も有利な通貨ペアの一つであることが分かります。

2008年のリーマンショックよりも前に、豪ドル/円(AUD/JPY)を買っていれば、とても高いスワップポイントを得ることができました。月を追うごとに多くのスワップポイントを得ることができましたので、この時期にスワップ派をしていた方たちは笑いが止まらなかったかもしれません。

当時、1万通貨で1か月5,000円円弱くらいを得られましたから、1日あたり160円くらいです。

10万通貨買っていれば、毎日1,600円です。
100万通貨買っていれば、毎日16,000円です。

もう働くのはヤメタ!という感じかもしれません。

リーマンショックの影響

しかし、リーマンショックが豪ドル/円(AUD/JPY)に襲い掛かりました。毎月得られるスワップポイント益が、大きく目減りしたのです。

とはいえ、他の多くの通貨ペアに比べれば、その下落は小さくとどまっています。リーマンショック直後の最も厳しい状況でも、1か月のスワップポイント益は1,500円くらいだったことがグラフから分かります。

その後、3,000円くらいまで回復することがありました。1日あたり100円です。そして、その後は緩やかにスワップポイントの大きさが小さくなっていることが分かります。

やはり、スワップポイント狙いのトレードは、高金利通貨ペアで実行すべきでしょう。リーマンショックのような危機に遭遇しても、プラスの値を維持できたのはとても心強いです。

獲得したスワップポイントの合計額

なお、1万通貨を買った場合、2005年7月~2017年12月までのスワップポイント益の合計は406,000円強でした。

すなわち、買値から40.6円だけ円高になっても、なお損益はゼロ近辺だということです。2005年7月に豪ドル/円=85円で買っていれば、豪ドル/円=44円くらいまで円高になってようやく損失になる、という計算です。

ちなみに、今までの円高記録は、リーマンショック直後の55円くらいです。

損益分岐の為替レート水準は、過去の円高記録よりもはるかずっと下にあります。もうこうなれば、100%安全とは言えないものの、スワップ派の成功者として胸を張ることができるかもしれません。

豪ドル/円(AUD/JPY)の為替レート推移

次に、豪ドル/円(AUD/JPY)のチャートを確認しましょう。

豪ドル円の長期チャート

2007年~2008年の高値水準から、リーマンショック後の一気の下落がすさまじいです。為替レートの水準が半分になってしまいました。今後もこのような事態が発生すると考えて行動するのは、臆病かもしれません。しかし、一度あることは二度ある、二度あることは三度ある、という姿勢は大切でしょう。

よって、レバレッジは少しでも低くすることが望ましいです。しかし、1倍ではFXの魅力を生かすことができないため面白くありません。

当サイトでは、レバレッジは最大でも2倍までだろうと考えています。それ以上になると、大きな円高に見舞われるときに、強制ロスカットの憂き目に遭ってしまう危険があるのでは?と考えています。

スワップ派の複利運用

なお、上で406,000円強を得られたと書きましたが、これは複利運用していない場合です。獲得したスワップポイントをそのまま口座に寝かせています。これは少々もったいないかもしれません。

このスワップポイントを使って豪ドル/円(AUD/JPY)をさらに追加で買っていれば、より多くのスワップポイントを得られるはずです。

そこで、スワップ派の複利運用について特集記事を組みました。スワップポイントの複利運用は効果的なのか、どのFX口座を使うと最も効率が良いか、などを考察しています。
→ スワップ派の複利運用特集ページ

また、下のリンク先では、強制ロスカットを回避しつつ長期的にスワップポイントを獲得する方法を検証しています。豪ドル/円(AUD/JPY)の値動きの特徴を検証していますので、あわせてご覧ください。
→ 豪ドル円で強制ロスカット回避、永遠のスワップポイント獲得を目指す!

豪ドル/円のスワップポイント狙いでベストな方法

今までの考察を踏まえますと、豪ドル/円でスワップポイント狙いのトレードをするには、以下の方法が望ましいといえます。

少しでも早く取引を開始する

上の考察では、2005年に豪ドル/円を買っています。それよりも前に始めていれば、もっと多くのスワップポイントを得られました。よって、少しでも早く取引を始めることが有利です。

しかし、無理して資金を一気に投入するのは良くありません。トレードは、余裕資産で行うことが鉄則です。そこで、一定期間ごとに少しずつ豪ドル/円を買うのも、選択肢になります。

円高の時に買う

早く始めた方が良いといっても、円安の時に買うのは良くないでしょう。と言いますのは、その後の円高で含み損が大きくなってしまうからです。

チャートを見ますと、円安の時に買って円高になっても、強制ロスカットにならない限り、再び円安になって含み損がなくなっていることが分かります。しかし、将来の値動きはどうなるか分かりません。少しでも円高の時に買いたいです。

上のチャートを見る限りでは、85円未満の時に買うのが良いかもしれません。(もちろん、50円~60円くらいで買えるのがベストですが、その為替レートがもう一回実現するかどうか不明です。)

豪ドル/円を今買いたいけれど、円安だという場合はどうしましょうか。この場合は、「待つ」という選択肢が有力です。上のチャートが今後も続くならば、円安になっても、再びどこかで円高になると分かります。どうしても我慢できない場合は、少しだけ買って様子を見る選択肢もあります。

複利運用を検討

そして、獲得したスワップポイントを使って、豪ドル/円を買います。複利運用です。複利運用の結果、強制ロスカットになってはいけません。そこれ、レバレッジは2倍未満でゆっくりやりましょう。

複利運用のポジションについては、安全最重視でレバレッジ1倍でも良いかもしれません。

豪ドル/円のスワップポイント狙いに適したFX口座

当サイトでは、過去数年分のスワップポイントを比較しています。今のスワップポイントの大きさも重要ですが、スワップポイントは長期的にもらうのが基本です。

そこで、過去数年の比較を確認しましょう。どのFX口座で豪ドル/円を買うのが良いのか、参考になります。

→ 豪ドル/円(AUD/JPY)のスワップポイント比較

 

長期の為替レートとスワップポイント