初心者向けのFXを考察してみましょう。ただし、「FXって何?」という状態では話が大変なので、FXの一応のルールは知っていて、これからFX口座を作ろうという感じだとします。

スポーツやゲーム等と違って、相場の現実は大変です。

初心者コースの相場は存在しない

相場の大変さを確認するために、サッカーと比較しましょう。

サッカーの場合、小学生・中学生・高校生と段階別で試合をします。小学生チームが高校生チームと試合をすることはないでしょう。また、社会人の場合、実力や本気度によって、草サッカーからJリーグまで多様なレベルがあります。

すなわち、年齢や実力に応じて、対戦相手も同じレベルになるように工夫されています。遊びの場合を除き、初心者がプロと対戦することはないでしょう。

FXを含む相場の場合

一方、残念ながら(?)、相場に階級制はありません。初心者もプロも、同じ場所で戦います。そして、勝った人は、負けた人からお金を受け取ります。負けた人は、お金が減ります。

FX業者を通して売買しますので、自分が勝った・負けたときにどのようにお金が流れているのか、分かりません。しかし、勝つ場合、だれか負けた人からお金を回収しているのは確かです。

すなわち、初心者もプロと対戦しなければなりません。この相場の厳しさについて、別記事「FXで儲からない理由」で考察しています。

FXの方が有利な点

ただし、FXの方がいつも厳しいというわけではありません。それは、いつトレードするか、完全に自分の意思で決められるという点です。今トレードしたら難しいと思えば、取引しなくても構いません。

スポーツの場合は、あらかじめ開催日時が決まっています。勝手に変更できません。

よって、自分にとって有利な場面だけで取引します。FXで成功を収めるために、とても大切なことです。

初心者向けの手法とは

以上の通り考えますと、「初心者に向いていて、かつ、簡単に勝てる方法」は存在しないだろうと分かります。と言いますのは、簡単に勝てる方法があるなら、プロもそれを使うはずだからです。

プロだからと言って、難しい手法を使う必要はありません。簡単に稼げるなら、易しい手法を使うのが合理的です。

では、初心者は勝てないのかといえば、勝つこともあります。小さい額でなく、大きな額で勝つ場合もあります(しかし、額が大きいと負ける時のダメージも大きいです。よって、最初のうちは小さく始めたいです)。

これが相場の面白さです。初心者がプロサッカーチームと対戦しても、おそらく勝てません(勝てたら大変なことです)。しかし、相場の場合、勝てる場合があります。

初心者のうちは、これを狙うのが、選択肢の1つとなるでしょう。

初心者の手法1:歴史的安値で買う

FXは、買いからでも売りからでも始められるのが特徴です。しかし、売りから始めることに抵抗があるかもしれません。「売りから始めるって、実は意味が良く分からない」という場合もあるでしょう。

よって、買いで勝負します。では、どこで買うか?ですが、歴史的安値圏を狙います。例として、主な通貨ペアの超長期チャートを見ましょう。DMMFXからの引用です。

DMMFXは、20年~40年くらいの超長期チャートの表示ができますので、重宝します。

米ドル/円

下は、1992年からのチャートです。どこで買うべきだったか、簡単にわかると思います。米ドル/円が80円を割ったのが2回あります。その時に買えば良かった、となります。

米ドル円の月足チャート

今後もこのような値動きになると思えば、安値での買いを検討します。ただし、今後もこの為替レートが実現するか、分かりません。そこで、100円を割ったら少し買う、90円を割っても少し買う、80円割れでさらに買う、という方法も検討できます。

逆に、円高記録を更新するかもしれません。そこで、80円を割っても全力買いしないで、少しずつゆっくりと買います。

豪ドル/円

もう一つ、確認しましょう。豪ドル/円です。こちらの方が、底値が分かりやすいです。60円を下回ったところで買えたらいいな、と感じます。

豪ドル円の月足チャート

初心者のメリットを生かす

では、プロも底値で買えば良いのでは?という話になります。ここで、プロならではの難しさが出てきます。プロは、定期的に稼ぎ続ける必要があります。勝てない期間が続くと、その人はプロとして活動できなくなるでしょう。

よって、歴史的安値をのんびりと待てません。

一方、初心者は、のんびりと待てます。いきなり大きな数量で買うのは難しいでしょうから、少しだけ買います。すると、(過去の値動きが繰り返されるなら)、将来の高値を期待できます。しかも、スワップポイントは毎日プラスです。

初心者の手法2:やりたい手法をどんどん試す

上の手法は、検討に値するでしょう。しかし、問題があります。「待ち時間が長すぎる」ことです。

FXの世界に入ってきたとき、ちょうど安値だったとしましょう。この場合は、待ち時間が少なくて済みます。いきなり買って、徐々に円安になるのを楽しみに待ちます。待っている間もスワップポイントをもらえて、いい感じです。

しかし、FXの世界に参入したとき、大幅に円安だったとしましょう。次に円高になるのはいつ?そもそも、もう歴史的円高は実現しないかも?となります。

せっかくFXを始めたいと思ったのに、これでは面白くありません。そこで、「やりたい方法でどんどん試してみる」これが、手法の2つ目です。

個人ごとに、得意な方法は異なる

手法2では、具体的な手法を提示していません。何でもいいとはどういうこと?という感じです。

しかし、FXで大きく勝っているだろうという人々を見ると、全員バラバラの手法を使っているだろうことが分かります。完璧な手法が1つだけあれば話は早いのですが、いくつもあります。

では、勝っているだろう人々の間で、使われる手法が異なるのはなぜでしょうか。それは、個人ごとに取引条件が異なるからでしょう。

違いの例:
・好きな取引手法
・生活習慣
・好みの通貨ペア
・資金力 など

スキャルピングで成功している人にスワップポイント狙いを勧めても、ダルイと感じるだけでしょう。逆に、スワップポイント狙いが好きな人にスキャルピングを勧めても、忙しすぎてついていけないかもしれません。

得意な方法を探す

そして、自分はどのようなトレードに適性があるか?を考えるとき、他人には分かりません。自分で気づくしかありません。

初心者ですから、自分の適性は自分にもわかっていません。ということは、「やりたい方法をどんどんやってみる」が正解なのでは?と考えられます。

手当たり次第にやりますので、大半は負けのトレードになるはずです。よって、投入資金は小さくします。負けを繰り返す中で、「ん?これは他の方法とは違っていい感じだな」と気づくものに出会えることに期待です。

その方法をさらに深く理解して、自分のものにします。

多数の手法があるのは仕方ない

こうしていくと、勝てる人というのは、それぞれ自分の方法を持っていて、みんなバラバラだということになります。ウェブ上で数多くのトレード手法や考え方が見つかるのは、当然なのかもしれません。

ウェブサイト上で、多数のトレード情報が見つかります。楽しい一方で、少々うんざりするかもしれません。しかし、それは仕方がありません。全員が素晴らしいと感じる方法はなく、好みが分かれてしまいます。

義務的にトレードをすると面白くないので、楽しみながらやりましょう。

資金管理に気を付ける

そして、自分に適した方法に出会う前に、資金が底をついてはいけません。どれだけ資金力があっても、1回の取引数量が大きすぎると、簡単に資金がなくなってしまいます。

そこで、特に初心者のうちは、小さく始めることが大切です。

最初の段階は、大きく稼ぐというよりも、自分に合った方法を探す「自分探しの旅」です。稼げればもちろん素晴らしいですが、自分に合った方法を探すことを主目的にしましょう。

小さな取引数量から売買できるFX口座

以上のことから、小さな取引数量から売買できることが大切です。FX業者ごとに、最低取引数量は異なります。1通貨から1万通貨まで、さまざまです。1通貨(1米ドル、1ユーロ)から取引できるのは、SBIFXトレードです。

SBIFXトレードの特徴につきまして、記事「SBI FXトレードはスワップ派から見てどれほど強力か?」でご案内しています。

 

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