世界的に低金利が継続しているさなか、ニュージーランドドルは先進国の中で高い金利水準です。ということは、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)を買って保有すると、高いスワップポイントを期待できます。

この記事を更新した2016年8月27日時点で、業界最高水準のスワップポイントは、10,000通貨あたり1日で43円です(ヒロセ通商)。高いスワップポイントだといえるでしょう。

NZドル/円の長期チャート

では、NZD/JPYを買おうか・・・その前に、為替レートの水準を確認しましょう。できることなら、円高の時に買いたいからです。2006年以降の表示です。

NZドル/円の長期チャート

NZドル/円の円高目途

最も円高だったのは、2008年だと分かります。リーマンショックの年です。リーマンショックは特殊な事件でしたが、現実に発生しています。よって、無視するわけにはいきません。

このときの円高記録は、およそ42円です。

それ以外の円高目途を探しますと、2010年~2012年あたりの60円弱が目立ちます。このあたりも、トレードする際に重要水準となりそうです。

NZドル/円の円安目途

次に、円安目途を探しましょう。2007年と2015年あたりで、ともに90円を超えていることが分かります。ここが円安目途になりそうです。

また、90円を超えると、その後円高になっている様子が分かります。90円を超えたら、その次は円高警戒だと分かります。すなわち、スワップポイント目的の買いは難しいということになります。

記事投稿時点のNZドル/円の水準

上の2点を確認したうえで、この記事を投稿した時点の為替レートを確認しましょう(上のチャートの右端)。75円弱くらいに位置しています。円高とも円安ともいえない位置にいます。

あえてどちらかと言うならば、円安かな…という状態です。

スワップポイント目的のトレード開始時期

では、NZドル/円(NZD/JPY)を使って、スワップポイント目的のトレードをいつすべきか考えてみましょう。

本来ならば、リーマンショック時の42円と同じくらいのレートで、しっかり買うのがベストでしょう。しかし、リーマンショックのような事態が、今後起きるだろうか?という問題があります。

リーマンショックが発生した当時、比較対象として報道されたのは1929年の世界大恐慌です。100年近くも前の出来事です。よって、今後同様のことが起きるとしても、私たちが元気なうちではないかもしれません。

そこで、下のチャートをご覧ください。3つの線を引きました。

NZドル/円の長期チャート

上の3本の線は、いわゆる相場の壁です。為替レートは、相場の壁付近まで円高になると、なぜか反発して円安方向に進みやすい傾向があります。これを利用して、トレード案を考えられます。

NZドル/円=70円台前半のあたり

2013年ころから機能している相場の壁です。とても長期間です。長期間機能すればするほど、その相場の壁は強くなっていきます。よって、70円台前半で買うという案ができます。

買って、大きめに反発したら利食いという方法です。スワップポイントもいただきます。

しかし、過去には40円台が実現したことがあります。40円台に比べると、70円台は大きな円安です。よって、買う場合は、控えめにするのが良いだろうと言えます。

NZドル/円=60円を下回るあたり

60円を下回るあたりの相場の壁は、強力だと予想できます。と言いますのは、この壁ができた時期が2010年~2012年だからです。この時期は、ユーロ圏崩壊の危機が報道されていた時期です。

世界情勢でマイナスの事件・事故等があると、円高となって反応する相場が続いています。その相場でも、60円台弱の相場の壁で反発してきました。

実際にここまで円高になれば、70円台前半の時よりも多めの資金投入を検討できます。

NZドル/円=40円台前半

実際に40円台前半が実現するかどうか、不明です。しかし、過去に実現したという事実がありますので、検討自体は必要でしょう。

リーマンショックのような、世界経済が壊れるか?と思わせる事態で記録した円高です。よって、40円台前半の壁は、ここで検討している3つの中で最も強力に作用するでしょう。

この位置まで投資資金を確保して我慢できれば、素晴らしいことです。満を持して、スワップポイント狙いの取引に参入できます。将来、再び円安になるときの利幅も、数十円(数千pips)級の巨大さを期待できます。

資金投入額をどうすべきか

以上、スワップポイント狙いで取引開始できそうな為替レートを、3つ検討しました。次に、資金配分を検討しましょう。適切な資金配分は、トレードの成功のために必要なことです。

本来ならば、40円台前半で大きく買いたいところです。しかし、その為替レートが再び実現するか?という問題があります。よって、投入予定資金を3等分するくらいでも良いかもしれません。

資金を3等分する場合、70円台前半で買う場合は取引数量が小さくなります。逆に、円高の位置で買うと、取引数量が大きくなります。

<取引例>資金8万円、レバレッジ2倍で買うとき
NZドル/円=80円ならば、2,000通貨購入可能
NZドル/円=40円ならば、4,000通貨購入可能

同じ資金量でも、円高の時の方が大きく買えますので、平均の購入単価を低く抑えることが可能です。

どのFX業者で買うべきか

どのFX業者を使うかも、大変重要です。と言いますのは、同じ通貨ペア(NZドル/円)なのに、FX業者間でスワップポイントの大きさが大幅に異なるためです。

FX口座によるスワップポイントの違いについて、別記事「ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)のスワップポイント比較」でご案内しています。

調査時点のスワップポイントだけでなく、過去数年にわたる時系列も調査しています。スワップポイントは継続的に獲得するものですから、過去数年にわたる時系列調査も重要です。

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