スワップポイント狙いのトレード(スワップ派)は、ただポジションを持ち続けるだけです。長期投資という意味では、投資信託や株式等よりも楽に始められるかもしれません。

スワップ派:候補になる通貨ペアは、わずかです。
投資信託:数千種類以上あります。選ぶのが大変。
株式投資:銘柄数が数千以上あり、選ぶのが大変。

とても簡単なトレード方法ではありますが、奥が深いです。このため、多くの記事がこのウェブサイトに掲載されています。

そこで、要点をまとめます。

スワップポイント狙い手法のまとめ

最初に、スワップポイント狙いのトレード手法を、ざっくりとまとめます。

スワップ派のトレード方法:
1.長年にわたって、スワップポイントが大きい通貨ペアを買う。
2.先進国通貨ペアの方が、安全度が高い。
3.可能なら、価格が安いとき(円高のとき)に取引を始める。
4.レバレッジは2倍まで。

たった4つです。

なお、安全度重視ならば、新興国通貨ペアは選択肢から外します。新興国通貨ペアとは、トルコリラ/円や南アランド/円などです。とはいえ、大きなスワップポイントが魅力です。そこで、少しだけ取引してリスクをとるのも良いかもしれません。

スワップポイント狙い手法の注意点

スワップ派の注意点も、確認しましょう。

スワップ派の注意点:
1.レバレッジを低く抑える。
2.含み損が出ても、ポジションを持ち続ける。

もう一つ付け加えるなら、「スワップポイントが、これからもずっとプラスになる通貨ペアで買う」です。

しかし、将来のスワップポイントは、私たちにコントロールできません。そこで、過去から現在にわたる長期間の実績を見て考えることになります。

スワップポイントの長期分析につきましては、記事「データ分析室」でご確認ください。米ドル/円や豪ドル/円などメジャー通貨ペアに加えて、ポーランドズロチ/円やノルウェークローネ/円といったマイナー通貨ペアも検証しています。

レバレッジは自分でコントロールできる

私たちは、スワップポイントの大きさを決められません。しかし、レバレッジなら、私たち自身でコントロールできます。

スワップ派のトレードに慣れてくると、毎日の収益が小さくてつまらない、と感じるようになるかもしれません。

すると、レバレッジ2倍よりも3倍のほうが、多くのスワップポイントを得られて魅力的です。3倍よりも4倍、4倍よりも5倍のほうが、スワップポイントが多いです。また、少し値動きがあると、評価損益も大きく上下動するようになります。

スワップポイントを確実に狙うはずが、いつの間にかスリルを追い求めるトレードに変わっていきます。

こうして取引を大きくして、リスクも大きくなり、円高になった時にゲームオーバーになってしまいます。よって、レバレッジは2倍以内に抑え続けること。これがとても重要でしょう。

ただし、レバレッジが2倍ならば確実に安全というわけではありません。2倍よりも低くした方が、安全度は高くなります。自分のリスク許容度と相談しながら決めることになります(3倍は、リスクが大きすぎるでしょう)。

含み損になってもガマン

後は、円高になって含み損になっても、耐えることです。スワップ派は、含み損になっても、スワップポイントで稼ぎ続けることが一般的です。このため、円高になっても慌てないようにしましょう。

そして、円高になって「どうしよう・・・」と思わずに済むように、可能ならば、円高になってからスワップ派のトレードを開始しましょう。どこまで円高になったらトレードを始めても良いのかについての決まりはありません。

トレードする人の考え方次第ということになります。

どこまで円高になったら取引を開始するかというのは、長期チャートを見ながら考えると分かりやすいです。例えば、下は豪ドル/円の長期チャートです。1995年から表示しています。

豪ドル/円の長期チャート

これを見れば、豪ドル/円=100円前後でスワップポイント狙いをするのは、リスクが高そうだと分かります。また、豪ドル/円=40円で買おうと思っても、過去に一度も実現したことのないレートだと分かります。

過去の円高記録で買えれば最高です。しかし、それは通常できません。よって、どこまで円高になったら取引を始めるか、ゆっくり考えましょう。

FX口座の選択

そして、どのFX口座を使うかということも重要です。スワップポイントの大きなFX口座で取引しましょう。

あまりに当然なのですが、これがとても重要です。当サイトでは、記事「FX口座をスワップ派の観点から比較」で、スワップポイント比較をしています。参考にしてください。

「買って放置」だから、基本的につまらない手法である

ここまで読んでいただくと、ある感情を感じるかもしれません。「なんだ、スワップ派はつまらない方法だな」と。

実際のところ、つまらない手法です。ポジションを持って、あとは放置するだけだからです。毎日のようにチャートを読まなくて良いですし、為替レートの上下動を気にする必要もありません。

つまらないと感じるときには、自問自答してみてください。

・なぜFXをするのでしょうか?

資産を増やすのが、FXの目的です。しかし、ワクワクしたい、ドキドキしたい、勝負に勝ちたい・・・こちらが優先している場合は、スワップ派のトレードは向かないかもしれません。

なぜなら、ドキドキしたい場合は、裁量トレードの方が良いからです。

スワップ派のトレードは、毎日毎日、少しずつお金を積み上げていく方法です。確実度を高くしながら、収益を積み上げていきましょう。

 

スワップ派の基礎