当サイトでは、スワップポイント狙いのトレードをする場合、レバレッジは2倍程度未満にすべきと考えています。では、実際にどのように管理すれば良いでしょうか。

FX口座を見ますと、どの業者でもレバレッジ管理機能があります。そこで、今回はヒロセ通商(LION FX)の取引画面を使って検討しましょう。

ヒロセ通商(LION FX)の取引画面

下の画像は、ヒロセ通商の取引画面で「証拠金状況照会」を表示したところです。ここで、自分の証拠金にかかる情報が全て分かります。

ヒロセ通商

なお、画像に出ている数字は、当サイトで実行している公開トレードの様子です。このトレードの成績報告につきましては、「ヒロセ通商【LION FX】で、トルコリラ円のスワップ派公開トレード」でご確認いただけます。

この画面を使って、レバレッジ管理をしてみます。

レバレッジの数字を信用してよいか

多くの情報が書いてありますが、レバレッジに関する項目は、下の画像で赤枠で囲った部分です。では、この数字を基準にしてレバレッジ管理をすれば良いか?ですが、おそらく回答は「NO」です。

少なくとも、スワップポイント狙いのトレードにおいては。

レバレッジ管理

「レバレッジ」の意味

なぜ、レバレッジと書いてある部分の数字をそのまま使えないのでしょうか。それは、レバレッジの計算方法が原因です。

上の画像の赤枠に、「?」と書いた部分があります。そこをクリックしますと、下の余白に言葉の定義や計算式が表示されます。FXは難しい単語が数多く出てきますが、分からなくてもすぐに調べられるので、ヒロセ通商のシステムはとても優れています。

実際に「?」をクリックしたときに表示される説明文を、下に書きだします。

「保有ポジションの総代金(為替レート×保有ポジションの通貨数量)÷有効証拠金額」で計算されます。

簡単な内容であっても、文にするとどうしても難しく見えてしまいます。漢字が多くなるせいでしょうか。簡単に説明しますと、「取引額を有効証拠金額で割った数字がレバレッジですよ」という意味です。

この説明文で、「有効証拠金額」が要注意です。

「有効証拠金額」とは

有効証拠金額という言葉の意味に注意が必要です。有効証拠金額とは、「預託証拠金額+評価損益+未実現スワップポイント」で計算されます。

  • 預託証拠金額:入金額と、決済で確定した損益の合計額です。
  • 評価損益:保有しているポジションの評価損益です。
  • 未実現スワップポイント:保有しているポジションのスワップポイントです。

ここで問題になりうるのは、評価損益です。評価損益は為替レート変動に伴って上下動します。評価損益が上下動すれば、有効証拠金額も動きます。

そしてレバレッジは、取引額を有効証拠金額で割った数字です。すなわち、レバレッジも、為替レート変動に伴って上下動することになります。

レバレッジ2倍のはずが・・・!

ここで、スワップポイント狙いトレードの失敗例を考察しましょう。レバレッジは2倍程度未満に設定します。

今、豪ドル円が80円だとします。40万円を準備して、1万通貨買いました。すなわち、レバレッジは2倍です。その後、豪ドル円は100円になりました。すると、レバレッジは小さくなります。含み益が有効証拠金に加算されるためです。

実際に計算しますと、レバレッジは1.33倍となります。

そこで、レバレッジが2倍程度になるよう、ポジションを追加します。豪ドル円=100円で4,000通貨を追加で買います。こうすると、レバレッジは2倍になります。

この結果、取引の状況は以下の通りです。

  • 最初の取引額:80万円(80円×10,000通貨)
  • 次の取引額:40万円(100円×4,000通貨)
  • 入金額:40万円
  • スワップポイント:不明なので、ここでは考慮しません。

入金額は40万円で変化ないのに、取引額は120万円になってしまいました。レバレッジは3倍です。評価損益は、時とともに変化します。ここで、「第二のリーマンショック」ともいうべき暴落が起きたとしましょう。豪ドルが50円になりました。

このとき、評価損は△50万円です。入金額は40万円ですから、強制ロスカットです。レバレッジは2倍程度未満なのに、強制ロスカット。

評価益を考慮しないでレバレッジ管理

一方、評価益を考慮せず、ポジションを追加しなかった場合はどうでしょうか。80円から50円に暴落しても、評価損は30万円です。入金額は40万円ですから、強制ロスカットになっていません。

過去の豪ドル円の円高記録は55円です。それよりも10%円高になっても、生き残るという計算です。安全度がとても高いと分かります。

豪ドル円が40円台になると、さすがに厳しいです。しかし、スワップポイントが日々蓄積されますので、40円台になっても耐えられる可能性は十分あります。ちょっと不安だな、という場合は、レバレッジを引き下げることで安全度を高めることができます。

当サイトの取引方針:
レバレッジ計算をする際、評価益を含まない

評価損益を有効証拠金に含めるという考え方は、FX口座の管理画面では一般的です。今回はヒロセ通商(LION FX)を例にしましたが、他のFX口座でも同じような感じです。

スワップポイント狙いで長生きするには、評価益を含めないでレバレッジ管理をしましょう。

 

スワップ派を始める前に