スワップポイントだけで生活できるでしょうか。

この質問に対する回答はおそらく「できます。ただし、資金が十分にあるならば」となるでしょう。資金が無尽蔵にあるならば、多額の資金を投入することで毎日のスワップポイントを大きくできるでしょう。

しかし、それでは現実味がありません。

そこで、「質素ながらも一人で生活できるスワップポイントを得るには、資金はいくら必要だろう?」という質問に変えて考察しましょう。

どの通貨ペアでスワップ派をする?

最初に、どの通貨ペアで試算するかを考えましょう。単純にスワップポイントの大きさだけでいえば、トルコリラ/円(TRY/JPY)や南アフリカランド/円(ZAR/JPY)が候補になるでしょう。

しかし、これらは新興国通貨ペアです。すなわち、通貨の安定性で注意が必要です。

今回の試算は、自分自身の生活をかけた内容です。そこで、通貨の安定性が高い先進国通貨ペアに限定しましょう。先進国の通貨ペアでスワップポイントが大きい代表格と言えば、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)でしょう。

そこで、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)のスワップポイントの大きさを確認しましょう。

下のグラフは、NZD/JPYを1万通貨保有した場合の、1か月あたりのスワップポイントの大きさをグラフ化したものです。データは「くりっく365」から引用しています。

2008年のリーマンショック前とその後では、スワップポイントの大きさがかなり違うことが分かります。2008年までは、1万通貨持っていれば、毎月5,000円前後を獲得できました。しかし、2009年以降は1,000円~2,000円です。

試算するにあたっては、2009年1月~2017年6月の平均値を採用しましょう。平均すると、1,670円でした。ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)を1万通貨買って持ち続けると、毎月1,670円もらえると想定します。

生活するために、毎月いくら必要?

では、生活するのに、毎月いくら必要でしょうか。これは、ライフスタイルによって大きく異なりますので、何とも言えません。しかし、試算するために数字が必要です。そこで、数字を強引に設定しましょう。月額16万円台で年収200万円にしましょう。

額面で200万円の場合、税金や社会保険料などを差し引くと、かなりギリギリの生活になる可能性があります。

では、1か月で16万円台を得るために、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)を何通貨買う必要があるかを試算しましょう。

NZD/JPYを1万通貨買って、1か月で得られるスワップポイント: 1,670円
1か月に必要な額: 16万円台
買うべき数量: 100万通貨

額面年収200万円を得るために必要な数量は100万通貨となりました。

過去20年以上を概観しますと、ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)は、およそ42円~98円くらいの間を動いています。そこで、高値と安値の平均値をとりますと、およそ70円です。

NZD/JPY=70円、レバレッジ2倍で100万通貨買うときに必要な資金は3,500万円です。3,500万円も準備できるなら苦労はしません。少々現実味のない結果になったかもしれません。

では、どうする?

では、どうしましょうか。あきらめても良いのですが、それでは将来が真っ暗かもしれません。年金をどれだけ信用できるか分かりませんし、税金や社会保険料は上昇していますし、何か手を打たなければなりません。

そこで、「3,500万円を今準備できなくても、将来達成できるようにすれば良い」と考え方を切り替えてみましょう。

対策1:貯金

貯金は重要です。しかし、貯金だけで3,500万円は大変です。毎月5万円を貯蓄しても、700か月(58年くらい)かかってしまう、途方もない数字です。

対策2:投資で複利運用

貯金だけで厳しいならば、投資が選択肢になります。しかも、複利運用です。無理をして資金を減らしてはいけませんので、無難な範囲で攻める必要があるでしょう。

複利運用は難しいと感じるかもしれません。その原因の一つは「一気に大きく稼ぎたい」という気持ちの可能性があります。早く資金を大きくしたくて、証拠金に対して大きすぎる投資をしてしまい、円高で苦しむというパターンです。

生活をかけた複利運用で成功するために

では、複利運用で成功するために必要な条件は、何でしょうか。当サイトは3つだと考えています。

条件1:レバレッジ

当サイトでは、スワップ派のレバレッジは高くても2倍までと考えています(複利運用も同様)。2008年のリーマンショックで多くの人々が損失を被ってしまった原因の一つは、レバレッジが高すぎたことでしょう。

生活をかけた複利運用では、この失敗は避けなければなりません。よって、レバレッジは最大でも2倍まで(1倍台が望ましい)と思います。

条件2:円高の時に複利運用

円安の時に複利運用で買うと、その後に円高になったらキツイです。含み損が発生するからです。また、円安の時に買うと、買える数量が少なくなります。

逆に、円高の時に買えば、その後円高になっても耐えられるでしょう。また、安く買えるので、レバレッジ2倍でも、より多くのポジションを持てます。

条件3:高スワップのFX業者

そして、スワップポイントの高いFX口座を選ぶことも重要です。当サイトでは、毎月のスワップポイントの推移を時系列で調査しています。将来のスワップポイントの大きさは分かりませんが、有利なFX口座で取引したいです。

→ ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)のスワップポイント比較

 

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