当サイトでは、SBIFXトレードを使って豪ドル/円(AUD/JPY)を買っています。買った数量は5,000通貨ですので大きな数量ではないですが、それでも2日に1回はスワップポイントを使って豪ドル/円を買うことができます。
SBIFXトレードは1通貨から買えますので、複利運用において強力です。
しかし、実際に1通貨から買う場合、ポジションの数が多くなりすぎて管理が難しくなる可能性があります。そこで、当サイトでは10通貨~100通貨くらいずつ複利運用しようかと考えています。
とはいえ、仮に10通貨ずつ買うとしても、そのうちポジションの数が多くなってしまうでしょう。では、その多くなったポジションをどのように管理すれば良いでしょうか。今回はこれを考えます。
数多くのポジションを管理する方法
SBIFXトレードは1通貨からトレードできます。このため、小さな数量で何回も買うと、例えば1通貨×500個のポジションを作ることも可能です。
この1通貨×500個のポジションを自動で500通貨×1個のポジションにまとめられれば良いのですが、それはできません。しかし、便利な管理ツールがあります。
下のキャプチャはSBIFXトレードのトレード画面です。建玉一覧の一部をキャプチャしたものですが、右上に「エクスポート」とあります。ポジションの内容をCSVファイルでエクスポートできます。
エクスポートによって得られる主なデータは以下の通りです。
・売買(買いか売りか)
・数量
・約定価格
・損益(pips及び円)
・スワップポイント
・約定日時 など
CSVファイルですから、エクセルと同じようにソートしたり計算したりできます。何百個のポジションがあっても大丈夫というわけです。
ちなみに、上のキャプチャはリアルトレードをしている画面です。このキャプチャを取った時点では複利運用をしていないので、最初に買った5,000通貨だけが掲載されています。
SBIFXトレードで保有できるポジション件数
では、SBIFXトレードで実際に保有できるポジションの件数は、何件でしょうか。確認しましたところ、「未約定の新規注文件数と建玉件数の合計件数で2000件」です。
毎日1回複利運用できるとすると、1年間で250回くらい新規でポジションを作れます(土日以外の日数)。2,000件が上限ですから、8年間、毎日新規ポジションを作れるという計算になります。
実際には、そんなに繰り返し複利運用すると、うんざりしてしまうでしょう。10通貨~100通貨くらいを新規で買えるようになったら追加で買う、というくらいがちょうどよいのでは?と思います。
複利運用が成功してポジションが大きくなったら、500通貨~1,000通貨ごとに新規買いしても良いでしょう。
取引数量は維持しながら、ポジションの個数を減らしたいとき
上の方法は、何百ものポジションをそのまま管理しようという方法です。それは嫌だなあというとき、複利運用しながらポジションをまとめることができます。
例えば、以下のようにポジションがあったとします。
80.00円×10通貨
79.99円×10通貨
79.97円×10通貨
79.96円×10通貨
79.94円×10通貨
似たような為替レートに5つもポジションがあります。これを一つにしたいなあ、という場合です。また、ポジションを一つにまとめる際に損しないようにしたいです。この方法は以下の通りです。
2 次に、79.90円くらいで50通貨を買います。
3 80.10円くらいで、上の10通貨×5ポジションを決済します。
こうすると、50通貨で買ったポジションが残り、上の10通貨×5ポジションが決済されてなくなります。しかも、利食いもできています。
決済した50通貨分の証拠金の使い方
上の取引をしますと、利食い決済した50通貨分の証拠金が浮きます。この資金を使って、再びどこかで50通貨を買うことができます。可能ならば、少しでも円高のところで買いたいです。
実際に購入すると、10通貨×5ポジションだったのが、50通貨×2ポジションになって気持ちが良いでしょう。しかも、以前よりも円高の位置で買っています。
また、少しでも円高の時に買いたくてチャンスを待っていると、現在保有しているポジションからスワップポイントが毎日のように入ってきます。その結果、円高の時点で50通貨買うはずだったのが、結果として100通貨買えたという場合も出てくるでしょう。
こうなると、とても素晴らしいです。
50通貨買った後に円高になる場合
上は、うまくいった場合です。うまくいかない場合も検討しましょう。
10通貨×5ポジションを決済するために、50通貨買いました。その後に円高になってしまい、10通貨×5ポジションを決済できない場合はどうしましょうか。この場合は、そのままポジションを維持します。
この取引をするために、あらかじめ50通貨分買えるだけのスワップポイントをためています。よって、円高になっても問題ありません。スワップポイントは毎日もらえますので、円高になると、より安い価格で複利運用できます。よって、円高は歓迎です。
そして、再び円安になったら、10通貨×5ポジションを利食い決済します。その利食いで得た資金を使って、円高の位置で再び買うことを狙います。
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