公開日:2016年5月26日
最終更新日:2018年1月9日

ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)をスワップ派の視点で考える方は多くないかもしれません。しかし、PLN/JPYを買うと、スワップポイントは継続的にプラスでした。

そこで、PLN/JPYをスワップ派の視点から考察してみましょう。データはくりっく365から引用しています。

ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)のスワップポイント

下のグラフは、ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)を1万通貨買って保有した場合の、毎月のスワップポイントの大きさを示しています。縦軸は円です。くりっく365でPLN/JPYのサービスを開始したのは2008年末ですから、グラフもそれ以降になっています。

ポーランドズロチ円のスワップポイント

グラフを眺めますと、毎月のスワップポイントの大きさは概ね1,000円未満です。これは、他の通貨ペアと同様に、2008年のリーマンショックの影響が大きいと予想できます。

もう一つ、大きな特徴としましては、「1か月間のスワップポイント合計額がマイナスになったことがない」ということです。ポーランドはユーロ圏の影響を受けます。ユーロ圏が大幅に金融緩和していますから、ポーランドも金融緩和せざるを得ません。

その状況にもかかわらず、毎月プラスの成績を残しています。1日単位で見ますとマイナスに転落している場合もありますが、頑張っている(?)と評価できるでしょう。

累積のスワップポイント

では、累積のスワップポイントを確認しましょう。

下のグラフの読み方ですが、例えば、2009年1月にポーランドズロチ/円(PLN/JPY)を1万通貨買って持ち続けたら、2017年12月末時点のスワップポイントの総計は6万円弱です。同様に2015年1月に買っていたら、スワップポイントの合計額は1万2千円くらいです。

ポーランドズロチ円のスワップポイント

月額のスワップポイントは継続的にプラスです。このため、少しでも早い時期にポジションを持つほうが、スワップポイント累計額が大きくなると分かります。この点では、「スワップポイント狙いのトレード(スワップ派)は、少しでも早い時期に始めたほうが良い」ということになります。

ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)の為替レートと評価損益

スワップポイントの観点からは、少しでも早い時期に買うべきとなりました。しかし、ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)のレートは日々変わっていきます。このため、いつでも良いから早く買うべきだということにはならないでしょう。

円高の時に買うほうが良いということになります。そこで、PLN/JPYのチャートを確認しましょう。

ポーランドズロチ円の長期チャート

PLN/JPYは22円~36円の間で動いていることが分かります。為替レートの水準が小さいので、1万通貨の取引でも必要な証拠金が小さいことが分かります。

では、PLN/JPYを毎月月末に買った場合、2017年12月末の評価損益はどうなっているでしょうか。下のグラフをご覧ください。

ポーランドズロチ円の評価損益

このグラフの読み方は、例えば、2011年末にポーランドズロチ/円(PLN/JPY)を買って持ち続けたら、2017年12月末時点で10万円くらいの評価益があったということを示します。逆に、2014年末に買っていたら、評価損になっています。

この評価損益は、「どのレートで買ったか」そして「今の為替レートはどれくらいか」の2つで決まります。そして、実際の評価損益を考える場合には、スワップポイント累積額を考慮しなければなりません。それを追加したグラフは下の通りです。

ポーランドズロチ円の評価損益

2008年~2013年に買ったポジションについては、ほぼプラス圏になっていることが分かります。すなわち、評価損があったとしても、スワップポイントで挽回しているということです。スワップ派はまさに継続は力なりです。

しかし、2013年末以降のポジションを見ますと、マイナスになっている部分が散見されます。というのは、スワップポイントの蓄積額で評価損をカバーできなかったからです。

このように考えますと、スワップ派の取引を始めるには、「なるべくスワップポイントが大きい通貨ペアで、かつ、円高の時に買うほうが良い」ということになります。

ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)のスワップポイントはプラス圏で推移しているものの、その水準は大きくありません。そこで、スワップ派で買う場合は円高の時を狙うべきでしょう。

 

長期の為替レートとスワップポイント