スワップ派(=スワップポイントで稼ぐトレード手法)は、2006年~2007年ごろに全盛期を迎えました。今もこのトレード方法は健在です。スワップ派が現在も有効な理由を考察しましょう。

理由その1:通貨は倒産しない

株式投資と比較しましょう。順調に業績を伸ばしているように見えて、配当金もいい感じの額を出してくれていたのに・・・最終的に倒産!これはあり得ます。過去の実例を見れば、上場企業の倒産例はいくつもあります。倒産すれば、株価はゼロ円となって全額損失です。

しかし、為替レートは大きく変動することもありますが、通貨ペアは倒産しません。

米ドル円を例にしましょう。アメリカや日本がなくなってしまえばドルや円もなくなるのでしょうが、それを想定して日々行動するのは不可能ではないでしょうか。「倒産しない」これは強力な材料です。

理由その2:外貨預金よりも断然有利

一般的な外貨預金を考えましょう。金利が比較的高いオーストラリアドル(豪ドル)を買います。どれくらいの売買手数料がかかるでしょうか。大手銀行を調べたところ、4円でした。4円ということは、こういうことです(1豪ドル=90円のとき)。

円から豪ドルに換金するとき1豪ドル=92円
豪ドルから円に換金するとき1豪ドル=88円

すなわち・・・

1万豪ドルが必要になったから、外貨預金で両替しました。日本円で92万円が必要でした。ところが、やっぱり豪ドルは不要になりました。豪ドルのままでは使い道がないので、円に戻しました。そこでもらえたのは88万円でした。

ちょっと両替しただけで為替レートも変わっていないのに、4万円も損。その損は銀行の収益になります。

一方、FXで豪ドル円を買うと、90.005円くらいで買うことが可能です。外貨預金とは単位が違います。銭よりも下の厘(りん)の単位です。手数料の差は数百倍以上にも及びます。

一般的に、FXのスワップポイントは外貨預金金利よりも高いです。FXのほうが、金利が高くて手数料が安い・・・。こうなると、外貨預金をする理由が分かりません。

理由その3:少ない資金から始められる

投資というと、大きなお金が必要なイメージがあります。しかし、FXの場合はそうでもありません。1通貨から取引できる業者もあります。1通貨とはすなわち、1米ドル、1ユーロということです。「ワンコイン投資」に近いです。

ワンコイン投資ではあまりに額が小さいのですが、大きな額が必要ではないということが良く分かります。

理由その4:難しいチャート分析は不要

FXのイメージはどんな感じでしょうか。たくさんの画面が机に並んでいて、一瞬の判断で取引すべきか判断してカチッとやる・・・。そういうイメージの方も少なくないと思います。

チャートには、何やら理解不能な線(インジケーター)がたくさんあって、何か難しそう・・・。

そういうことを勉強するのが好きな人は良いですが、多くの方はそうではないでしょう。FXをする理由はお金を稼ぐためであって、FXのエキスパートになることではありません。また、毎日忙しいですから、ゴチャゴチャしたチャートと毎日にらめっこしたくないという人も多いでしょう。

そのような方にはスワップ派が向いている可能性があります。なぜなら、チャート分析があまり必要ないからです。

理由その5:FXを長時間研究しなくてもOK

チャートなどで勉強を始めると、「完全無欠なトレード手法は存在しないかも。」ということに気づくでしょう。そこで、どのような時にどのようなトレードをすれば勝てるようになるのか、試行錯誤で研究を始めることになります。

ウェブサイトを閲覧したり・・・
ブログを読んだり・・・
雑誌を読んだり・・・
書籍を買ってみたり・・・

ひどく長い時間と労力がかかるでしょう。まるでFX研究家のようになる必要があるかもしれません。そこまでやった結果、果たして勝てるでしょうか?それなら、スワップ派で毎日スワップポイントが口座に入金するようにしたほうがいいや、と希望する方々は多いと予想します。

理由その6:毎日が給料日

文字通り、毎日が給料日になります。

というのは、スワップポイントの受け渡しは毎日行われるからです。土・日はお休みですが、その分は水曜日から木曜日に営業日が変わるときにまとめて計算します。すなわち、この時だけは3日分のスワップポイントがもらえます。

月1回もらう給料も悪くないですが、毎日もらうというのも悪くありません。いや、毎日もらう方がいいとは思いませんか?

理由その7:買って放っておけばOK

FXで勝つには、4つのステップが必要です。

(1)いつ取引を始めるか、考える
(2)取引を始める
(3)持ち続ける
(4)取引を終了する(=決済する)

かなり大変です。特に(3)が。「もう決済したほうがいいかな。まだかな。・・・よしよし、利益が増えてきたぞ~・・・あっ!為替レートが下がった!下がるんじゃない!」精神的に、とても忙しいです。ところが、スワップ派は以下の通り。

(1)いつ取引を始めるか、考える
(2)取引を始める
(3)持ち続ける

基本的に(4)の決済を考えないので、いつ決済しようか?なんて考えなくていいです。十分に利益を確保したら、その時に「じゃあ決済でもしようかな!」とゆっくりやれば良いのです。

疲労感がまるで違います。

理由その8:円高による強制ロスカット確率をゼロにすることも可能

何年も取引を継続すると、スワップポイントが蓄積します。すると、最初に入金した額を全額引き出しても、円高による強制ロスカットを心配しなくて良い状態になり得ます。例えば、こんな感じです。

高金利通貨のトルコリラを買うとします。1トルコリラ=30円のときに、1万通貨買うとします。証拠金として30万円を入金するとしましょう。レバレッジは1倍です。

毎日のスワップポイントが100円で一定と仮定すると、1年で36,500円をもらえます。8年も経過すれば、30万円を超えてくるでしょう。

そうしたら、最初にFX口座に入金した30万円を出金しましょう。1トルコリラ=1円になっても破産しませんし、最初に入金したお金は全く傷ついていませんし、しかもスワップポイントを毎日もらえます(スワップポイントがプラスである限り)。

これは最高!というわけです。

8年は長いかもしれませんが、預貯金で同じことをしようとしても不可能です。実現する前に、寿命が尽きてしまいます。この試算はスワップポイントが毎日100円であるという仮定がありますが、8年で「お金がお金を生む」というバラ色トレードの完成です。

当サイトでは、この状態を目指して公開トレードをしています。別記事「ヒロセ通商【LION FX】で、トルコリラ円のスワップ派公開トレード」でご確認ください。

理由その9:決済するまで税金を支払わなくても良い口座がある!

これはFXならではの面白い仕組みです。スワップポイントをもらっても、保有しているポジションを決済しない限り、税金の支払いを先延ばしできるのです。

できることなら、税金の支払いは先に延ばしたいです。そして、税金の支払いを先延ばしして手元に残った資金を使って、さらにスワップ派のトレードをすることができます。

ただし、これができるFX口座とできない口座がありますので、事前にしっかり調べましょう。

理由その10:日本経済が破たんするとき

このままでは日本の財政は借金で大変なことになる!とずいぶん前から言われ続けています。現在はその「大変なこと」はまだ現実になっていません。

しかし、現実になったらどうしましょうか。大不況になるでしょうから、今の職業が失われて無職になってしまうかもしれません。無職の人で溢れていますから、次の職を探すのも大変なことです。

日本経済が破たんすれば、円はとても安くなるでしょう。破綻した国の通貨を欲しいと思う人はいないからです。すなわち、スーパー円安になります。

もし、このときにスワップ派でスワップポイントを稼いでいたら・・・そのトレードで大儲けできるかも知れません。なぜなら、大きく円安になるのですから。

職を失うなどのリスクは怖いですが、そのリスクを緩和する方法としてスワップ派を活用することができます。一種の保険です。

以上、スワップ派のメリットを10個紹介しました。では、スワップ派はメリットしかないのでしょうか。この問いに対しては、もちろんNOです。完璧でデメリットが全くない投資方法は存在しません。

そこで、スワップ派で気を付けるべき3つのことも確認しましょう。

 

スワップ派の基礎