長期間にわたってスワップポイント狙いのトレードをしていると、複利運用で新規ポジションを買えるようになります。そして、複利運用を繰り返すと、とてもたくさんのポジションができます。

では、このポジションをどうやって決済しましょうか。「出口戦略」とでもいうべきものを検討します。

決済方法の戦略【出口戦略】を考える

最終的には、いつかポジションを決済するでしょう。そこで、取引を始めるときに出口戦略を練っておくべきです。そうすれば、月日が過ぎてから迷わずに済みます。

いくつかの案を考えます。

出口戦略1:永遠に決済しない

これは十分に検討に値するでしょう。というのは、スワップ派(スワップポイント狙いのトレード)の目的は、スワップポイントを得ることだからです。

しかし、円安になったら含み益が大きくなります。この含み益を確定しないということですので、少々精神力が必要かもしれません。

ただし、円安になれば、スワップポイントも大きくなります。この大きくなったスワップポイントは、我慢してポジションを維持したご褒美だと考えましょう。

なお、SBIFXトレードなど複数のFX業者では、未決済ポジションから得られるスワップポイントに税金がかかりません(繰り延べになります)。ポジションを決済してから、納税します。

少しでも納税時期を後ろ倒しにして、その分資金を有効に運用したいです。

出口戦略2:目標利益額を設定し、達成したら利食いする

取引開始時に目標を設定し、それを実現したら、全部決済するという方法です。これは、トレードの王道の一つでしょう。あらかじめ目標金額を決めておけば、後日になって「このポジションをどうしよう?」と悩むことがありません。

なお、全ポジションを利食いすると、その瞬間から、スワップポイントを1円ももらえなくなります。

それでは少々さみしいかもしれません。よって、全部利食い決済するのか、それとも一部だけ残してスワップポイントをもらい続けるのか、というところまで考えておきたいです。

出口戦略3:円安になったら徐々に決済する

せっかく買ったポジションですから、円安になったら決済するのも良いでしょう。

しかし、最高に円安の時に全決済するのは難しいです。相場を読むのは難しいからです。それができるならば、スワップ派でなく、デイトレードでガンガンと攻めたほうが良いかもしれません。

では、どのように決済しましょうか。

例えば、豪ドル/円(AUD/JPY)=85円から円高方向に200個くらいの複利運用ポジションがあるとしましょう。この場合、85.10円で1つ決済、85.20円で1つ決済・・・と順に決済していくと面白いかもしれません。

最高に円安になるのをじっと待つ必要はありませんし、円安になるたびに決済できるので楽しいです。それでありながら、最高に円安になる状況でポジションを残すことも可能です。

出口戦略4:スワップポイントがマイナスになったらどうする?

決済戦略1~3は、うれしい場合を考察しました。その逆のパターンも考えましょう。例えば、スワップポイントがマイナスになったらどうする?です。

スワップポイントで稼ぐためにポジションを持っているのに、マイナスではいけません。

ただし、豪ドル/円については、過去数十年間、スワップポイントがマイナスになってそれが継続したという例はありません。よって、今後もこの傾向が続くならば、豪ドル/円については、スワップポイントの逆転を考えなくて良いということになります。

しかし、今後もスワップポイントはずっとプラスだと断定することはできません。将来のことは誰にも分かりません。

そこで、不運にもマイナスに転落してしまう場合、マイナスは一時的だと考えるならば、ポジションを維持します。マイナスが半ば永続的に続くかもしれないと思う場合は、決済を考慮に入れても良いでしょう。

なお、主要通貨ペアの10年以上のスワップポイントについて、「スワップポイントと長期チャート」で特集を組んでいます。ご確認ください。

出口戦略5:超円高になるとき

超円高になるとはすなわち、現在のポジションが含み損になるということです。基本的には、面白くない展開です。

しかし、円高ということは、複利運用するときに安値で買えます。その結果、ポジションの買値の平均値は徐々に下がっていきます。円高になっても我慢して複利運用を続け、将来やってくるだろう円安を待ちます。

再び円安になったら、満を持して決済します。大きな利食いを得られるでしょう。

これを実現するためにも、レバレッジは少しでも小さいほうが望ましいです。当サイトでは、レバレッジは2倍までにすべきだろうと考えています(2倍ならば大丈夫という意味ではありません)。

また、あまりに円安の時には新規にポジションを作らない、という工夫もできます。

円安の時にポジションを作らなければ、その後に円高になっても、苦労しないで済みます。少なくとも、歴史的にみて円安でない時に買いたいです。

 

当サイトのリアルトレード総論
豪ドル/円のスワップ派(公開トレード:実施中)
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