複利運用しない単利運用のスワップ派で、いくら稼げるか」では、最初に1万通貨を買って、あとはそのまま置いておくというスワップ派を考えました。

分かりやすい例ですが、最初に大きな数量を買って推移を見守るという方法は、資金力がある人でないと難しいです。実際のところ、1万通貨だけ買うのでは利益が少なすぎます。本気で考えるならば、数十万通貨など、大きな取引が必要でしょう。

しかし、一般的には難しい資金量です。そこで、定期的にコツコツと買うという例で考察します。

定期的にポジションを作る場合

この記事では、定期的にコツコツとポジションを作る場合を考察します。最初に買って放置する場合と比較しやすくするために、単利運用にします。

考察する取引:
毎年初日に、1,000通貨を買う

毎月1,000通貨としたいところですが、1年で12,000通貨となります。米ドル/円=110円だとして12,000通貨買うと、132万円になります。レバレッジを2倍にするとしても、自己資金は66万円必要です。

毎年出し続けるのは、簡単ではありません。

そこで、1年に1回としました。こうすれば、1年に1,000通貨となり、現実的な数字になります(少なすぎると感じる場合は、適宜修正します)。この試算での取引条件は、以下の通りです。

取引数量: 毎回1,000通貨
取引日: 毎年初日に買う
為替レート: 90円
レバレッジ: 2倍
スワップポイント: 1,000通貨当たり1日5円

すると、1年間で得られるスワップポイント益は、以下の通りになります。

1年目(1,000通貨): 1,825円(利益率 4.06%)
2年目(2,000通貨): 3,650円(利益率 4.06%)
3年目(3,000通貨): 5,475円(利益率 4.06%)
4年目(4,000通貨): 7,300円(利益率 4.06%)
5年目(5,000通貨): 9,125円(利益率 4.06%)
以下続く

当然のことながら、最初に1万通貨買う場合に比べて、スワップポイント益は大きく減少します。

しかし、毎年コツコツと買うので、それに従ってスワップポイントの額が増えていきます。なお、スワップポイントは変化しますが、この試算ではスワップポイントの大きさは1,000通貨当たり毎日5円と決まっているので、利益率は一定です。

定期的にポジションを作る価値

さて、この試算に何の価値があるでしょうか。

それは、一度に大きな証拠金を準備できなくても、少しずつ買うことによって、スワップポイントがどれくらい蓄積するのかを確認することです。コツコツと買い続ければ、それに伴ってスワップポイント益も増えていくことが分かります。

一度に大きな額を準備しなければならないとすれば、お金持ちしかトレードできません。この試算で、スワップ派は、お金持ちでなくてもトレードできる方法だということが示されました。

1万通貨を一度に買う場合と今回の場合について、毎年のスワップポイント獲得額の推移グラフは以下の通りです。

1000-10000-simple-interest

1年目は両者の開きがとても大きいですが、徐々に差が狭くなっている様子が分かります。この試算では、開始後10年で追いつきます。

11年目以降も継続して取引すれば、その分だけスワップポイント獲得額が大きくなります。

実際のスワップポイントの数値を使って試算

では、豪ドル/円(AUD/JPY)のスワップポイントの実際の数値を使って、同じように確認しましょう。試算例と大きな違いが出るでしょうか。くりっく365のデータを引用して計算しました。

通貨ペア:  豪ドル/円(AUD/JPY)
取引日: 2006年1月3日から毎年1月初日に1,000通貨買う
レバレッジ: 2倍

年ごとのスワップポイント獲得額の推移は、以下の通りです。

2006年(1,000通貨): 4,855円(利益率 11.3%)
2007年(2,000通貨): 11,128円(利益率 12.3%)
2008年(3,000通貨): 15,221円(利益率 10.9%)
2009年(4,000通貨): 9,070円(利益率 5.3%)
2010年(5,000通貨): 17,068円(利益率 8.0%)
2006年~2015年合計: 162,628円(利益率 37.7%)

毎年のスワップポイント獲得額の推移は、以下の通りです。青線は、最初に1万通貨買う場合です。赤線は、毎年1,000通貨ずつ買い続ける場合です。

1000-10000-audjpy-simple-interest

1万通貨を一気に買う方が、毎年のスワップポイントが大きいことは明白です。しかし、その差が徐々に縮まっている様子がはっきり分かります。実際のスワップポイントの数字を使っても、10年目で追いつきました。

投資額が小さくても、スワップ派でトレードできることが分かります。

定期的にポジションを作るトレードのデメリット

定期的に一定額を買う方法は、資金力がなくてもできるのでメリットが大きいです。しかし、デメリットもあります。

それは、「定期的に買うことができるか?」です。

面倒くさくて買わない、円高になって買うのが怖くなった、今は消費を優先したいなど、継続できない理由は様々です。円高になって買うのが怖くなるというのは、もったいない話です。

と言いますのは、円高の時に買うとはすなわち、安く買えるということです。バーゲン中に買えないようでは、トレードでの成功は難しいかもしれません。

このデメリットを回避する方法は、「取引システムが、自動で定期的に買い付ける」です。こうすれば、忘れることもありませんし、円高の時に怖くなって買えないということもありません。

この定期的に購入するシステムを公開しているのは、SBIFXトレードの「積立FX」です。SBIFXトレードは1通貨から取引できますので、毎月少額の積み立ても可能です。

積立FXの特徴につきましては、別記事「積立FXとは?その仕組みとメリット」でご確認ください。

 

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