SBIFXトレードは、少額でスワップ派のトレードをするのに適している口座です。すなわち、買って、ずっと持ち続けて、スワップポイントを得るのに最適です。
そこで、どれくらい適しているのか、シミュレーションをしましょう。
シミュレーションの取引設定
以下の条件でスワップ派のトレードを始めたとしましょう。
- 通貨ペア:
ニュージーランドドル/円(NZD/JPY)
- 取引数量: 1,000通貨
- スワップポイント: 1万通貨当たり1日40円
- 買値: NZD/JPY=70円
スワップポイントが蓄積したら、そのスワップポイントを使って追加でNZドル/円を買います。すなわち、複利運用です。
そして、為替レートの変化まで考えるとシミュレーションできませんので、NZドル/円=70円で一定だとします。70円ならば、円高過ぎず円安過ぎず、というレートだと思います。
最初に1,000通貨買うために必要な証拠金は?
上の条件で、想定最低値であるNZドル/円=40円になっても、強制ロスカットされない証拠金を準備しましょう。計算の詳細は、この記事の一番下をご覧ください。
32,800円が必要な証拠金です。32,800円では金額が小さくて物足りないなという場合は、取引数量を増やしましょう。SBIFXトレードは1通貨単位で取引可能ですから、1,001通貨や1,002通貨といった数量でも買えます。
シミュレーション実行!
2日目:スワップポイント4円を得ました。
3日目、4日目・・・同様に入金されます。
さて、スワップポイントを使って追加で1通貨を買うには、一体どれくらい待てば良いのでしょうか。
1,000通貨を買うのに必要な証拠金は32,800円でした。ということは、1通貨を買うのに必要な証拠金は32.8円です。33円としましょう。1日で4円の入金ですから、9日間待てば、追加で1通貨を買えます。
たった9日間で、第1回の複利運用が実行できました!
「1通貨を買っても、スワップポイントは1円にも満たない小さな数字だから、切り捨てでゼロになるのでは?」このような心配は無用です。
SBIFXトレードでは、小数点第4位の金額まで口座に入金されます。
すなわち、0.0001円までしっかりと口座に計上されます(引き出すためには、1円以上の蓄積が必要です。)。こうして、わずか1,000通貨しか買っていないのに、複利運用で9日ごとにNZドル/円を買うことができます。
実際には、1通貨ずつ買い続けると管理が大変になります。最初に買う数量を1,000通貨よりも大きくして、複利運用の頻度を1か月に1回、3か月に1回あるいは半年に1回という感じにすると、負担感がなくて継続できると思います。
SBIFXトレードでスワップ派をするメリットを考える
上の例を元にして、SBIFXトレードでスワップ派のトレードをするメリットを考えましょう。
メリット1:少ない資金でも複利運用のスワップ派ができる
最低取引数量が10,000通貨や1,000通貨だったら、第1回の複利運用で買うために必要なスワップポイントは大きくなります。
例えば、最低取引数量が1,000通貨の場合、追加で1,000通貨を買うには32,800円の蓄積が必要です。1日のスワップポイントが4円ですから、必要な日数は8,200日となります。20年以上・・・。途方もない時間です。人間には寿命がありますから、そこまで我慢できるかどうか。
最低取引数量が1,000通貨の口座でスワップ派をする場合は、初回の取引数量を10,000通貨以上にすると良いでしょう。すると、第1回の複利運用までに必要な日数が短くなります。
しかし、SBIFXトレードならば、9日で1通貨を追加で買えます。そして、1通貨だけ複利運用で買ったとしても、その1通貨にも新規にスワップポイントがつきます。
こうして、複利運用でどんどん追加で買うことができて、その買ったポジションにもスワップポイントがついて・・・どの口座が有利なのか、これ以上の検証は不要でしょう。
毎日複利運用したかったら、最初に10,000通貨買います。必要な証拠金は328,000円です。1,000通貨を買う場合に比べて高額になりますが、「毎日」複利運用できるメリットを得られます。
メリット2:「ただ待つ」でなく、「買うという行動」ができる
スワップ派のデメリットの一つ。それは「ヒマすぎる」ということです。何もしないで、ただ待つだけ・・・これが、どれだけ苦痛なことか。スワップ派でトレードしたことのある方で、この気持ちが分かる!という方もいらっしゃるでしょう。
SBIFXトレードの場合、上のシミュレーションでは9日に1回、買うという行動ができます。買いたくなければ放っておいても構いません。「今は少し円安水準だから、もう少し円高になるまで待とう」という具合です。
スワップ派のトレードなのに、ただ待つだけでなく、相場と向き合って追加で買うことができます。「スワップ派はつまらない」というイメージは消え去るかもしれません。
参考:最初に1,000通貨を買うために必要な証拠金は?
(1)70円×1,000通貨×4%=2,800円
次に、40円まで円高になっても強制ロスカットにならないよう、証拠金を準備します。
(2)(70円-40円)×1,000通貨=30,000円
(1)と(2)の合計である32,800が必要な証拠金額となります。
なお、SBIFXトレードでは、必要証拠金の考え方は以下の通りです。
・前営業日取引終了時の仲値レート÷25
すなわち、円高になると、(1)で計算した必要証拠金は、次第に減っていきます。例えば、NZドル/円=70円で買うときの必要証拠金は2,800円ですが、NZドル/円=50円まで円高になったら、2,000円に減額されます。
50円×1,000通貨×4%=2,000円
円高になる場合に必要証拠金が減ることを考えれば、最初に2,800円を準備しなくても良いのでは?という話になります。しかし、ここは円高時の安全度と分かりやすさ重視で、上の計算にしています。
- 始めに、複利運用の力強さを確認しよう
- 単利運用の場合
- ある通貨ペアを毎年一定額購入しつつ、単利で運用する場合
- 最初に1万通貨を買って複利運用する場合
- スワップポイントで複利運用すると、平均購入価格を安くできる
- シミュレーション:SBIFXトレードでNZD/JPYを買って複利運用!
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