最終更新日:2018年8月14日

スワップポイント狙いで、取引を始めたとしましょう。スワップを毎日得られるのでハッピーですが、怖いこともあります。

スワップポイント狙いで怖いこと:
1.スワップがマイナスに転換してしまう。
2.為替レートが大きく円高になって、強制ロスカットになってしまう。

その他にも、操作ミスで損するとか、取引していたFX業者がトルコリラ/円の取り扱いをやめるなど、リスクはあちこちに転がっていますが、2番目の強制ロスカットについて考えます。

どうにかして、強制ロスカットになる可能性をゼロ%にする方法を考えます。

強制ロスカットにならないトレード手法

こんな例を考えてみましょう。

  • 取引通貨ペア:  トルコリラ/円(TRY/JPY)
  • 取引数量: 1万通貨
  • 売買: 買い
  • 取引レート: TRY/JPY=30.00円

なぜトルコリラ円を選んだかと言えば、スワップポイントが極めて高いからです。1万通貨で1日当たりのTRY/JPYのスワップポイントを60円と仮定しましょう。

1日で60円、10日で600円、100日で6,000円、1年で21,900円のスワップポイント益です。

1年で21,900円を獲得したとします。一方、TRY/JPY=30.00円で買ったのですが、円高で1年後の為替レートが27.81円になったとします。この時の含み損は21,900円です。
(27.81-30.00)×10,000=△21,900円

スワップポイントで21,900円稼いで、同時に含み損が21,900円ですから、合計で損していません(下図)。

トルコリラ円のスワップポイント

こうして、含み損とスワップポイントの合計で損益がゼロとなる為替レートを考えていきますと・・・

1年後:TRY/JPY=27.81円で損益ゼロ
2年後:TRY/JPY=25.62円で損益ゼロ
3年後:TRY/JPY=23.43円で損益ゼロ



14年後:TRY/JPY=0.00でも損益はプラス

そうです。14年後には、どんなに円高になっても決して強制ロスカットにならない取引の完成です。

トルコリラ円のスワップポイント

トルコリラ円のスワップポイント

さて、皆様の現在の年齢は何歳でしょうか。14年後の将来を考えましょう。

20歳・・・34歳です。毎日お小遣いがあり、強制ロスカットの心配不要のポジションが完成。
30歳・・・44歳です。スワップポイントを、住宅ローン支払などの足しにできます。
40歳・・・54歳です。老後資金が心配になるころ。スワップポイントを利用できるかも。
50歳・・・64歳です。老後資金のお小遣いの一部にしましょう。

期待通りにならない場合

この方法が計算通りに行かない主な場合も、確認しておきましょう。

トルコリラ/円のスワップ派がうまくいかなくなる場合:
・別記事「トルコリラ円をトレードするときのリスク」が顕在化するとき
・スワップポイントの大きさが小さくなるとき
・スワップポイントがマイナスになるとき

スワップポイントが小さくなる場合は、14年でなくもっと時間がかかることになります。スワップポイントがマイナスになるときは、決済するか、マイナスから再びプラスになるまで待つことになります。決済するときの為替レートによっては損失となります。

トルコリラ/円のスワップポイントがマイナスになる可能性は?

では、トルコリラ/円(TRY/JPY)のスワップポイントについて、マイナスに転換する可能性はあるでしょうか。将来の金利動向を予想するのは難しいですが、両国の政策金利の推移から考えてみましょう。

トルコと日本の政策金利

日本に比べて、トルコの政策金利が圧倒的に高いことが分かります。2018年6月、トルコは政策金利を一気に引き上げました。8.00%だったのを17.75%にしたのですから、大変なジャンプです。一方、日本はゼロ付近に張り付いています。

長期的な予想は難しいですが、少なくとも、このデータから推測可能な期間においては、政策金利の逆転の可能性は低いといえるでしょう。すなわち、スワップポイントがマイナスになる可能性も低いといえるでしょう。

(ただし、マイナスに転落する可能性がゼロ%だと断定するわけではありません。)

このトレード方法に必要な証拠金額

次に、この方法を完成させるために必要な証拠金はいくらでしょうか。上の例ではTRY/JPY=30.00円で1万通貨買いました。レバレッジ1倍程度なら、30万円前後を準備することになります。レバレッジ2倍なら、15万円前後です。

当サイトではレバレッジは2倍までを推奨しますので、最低でも15万円くらいを準備することになります(安全度を高めたい場合は、15万円よりも多くの資金を準備します)。

スワップポイントが1日60円の場合、1年で21,900円を得られる試算です。すなわち、証拠金と同じ額を稼ぐには7年かかることになります。14年は長いですが、7年くらいなら待てそうだという人も多いと思います。

そして、7年経過して、入金した額と同額を稼いだら、当初の証拠金は銀行口座に避難させても良いでしょう。こうすれば、その後スワップ派の取引が破たんしてしまっても、元の自分のお金は1円も傷つきません。7年で、損しない取引の出来上がり!というわけです。

この試算通りに成功するかどうかは、スワップポイントの大きさにかかっています。事前に将来のスワップポイントや為替レートを知ることはできませんので、実行する場合は投資額を控えめにしましょう。

どのFX口座でトルコリラ/円を買うか

トルコリラ/円(TRY/JPY)を買うことができるFX業者は複数あります。その中でも、スワップポイントが高いところを選択したいです。

スワップポイントが高いというと、収益の高さに注目が行きがちです。しかし、「強制ロスカットになりづらくなる」という効果もあります。というのは、スワップポイントは証拠金の一部になりますから、スワップポイントが蓄積すれば、その分だけ円高になっても耐えることができます。

スワップポイントの高さの他にも、ポジションを持っている間は税金がかからないFX口座を選択したいです。税金支払いは少しでも遅らせましょう。

スワップポイントの高さ、そして税金。これらの条件を全て満たしつつ、未決済ポジションのスワップポイントで複利運用をしたいです。さらに、1,000通貨から取引できるFX口座が良いです。

かなり難しい条件ですが、この記事を投稿した時点でこれを全て満たすのはFXプライム byGMOヒロセ通商(LION FX)です。この2つのFX口座の間で、激しいスワップポイント競争が繰り広げられています。

そこで、ヒロセ通商(LION FX)及びFXプライムbyGMOが有力候補になるでしょう。

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なお、トルコリラ/円(TRY/JPY)のスワップポイント比較記事を毎月更新しています。最新情報もあわせてご覧ください。

1万通貨で売買したい場合

1万通貨でも良いからスワップポイントが大きい方が良い!という場合、「くりっく365」も候補になります。というのは、くりっく365はスワップポイントで一本値を採用しているからです。

スワップポイントで一本値とは、スワップポイントの支払額と受取額が同額であることを言います。下の画像は、くりっく365からの引用です(見やすいように画像を加工しています)。

スワップポイント一本値

例えば、トルコリラ円を買うとき、スワップポイントは受取りです。トルコリラ円を売れば、支払いです。この受取額と支払額は異なるのが通常です。そして、この差が、FX業者の収入源となります。しかし、くりっく365は、差がありません。スワップポイントで収益を得ず、顧客に全額分配しています。

業者の受け取りがない分だけ、スワップポイントで高い数字を期待できます。1万通貨から取引する場合は、くりっく365が候補になるでしょう。

なお、くりっく365は公的な取引所であり、数多くの業者で取扱っています。岡三オンライン証券でくりっく365を取引しますと、取引手数料無料で売買できます。

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トルコリラ/円(TRY/JPY)
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新興国通貨ペアのリスク
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