FXのスタイルは十人十色であり、グループ分けするのは難しいかもしれません。しかし、生活スタイルごとにある程度の特徴はあるでしょう。
そこで、その特徴を考えつつ、その生活スタイルに適したFXトレード手法を考察します。
あなたはどのタイプ?
会社員は、朝~夜など、1日のまとまった時間に自宅以外で働く場合が多いでしょう。このタイプの場合、適切なFX投資スタイルはどうなるでしょうか。
自営業者は会社員と異なり、「自分のボスは自分だ」という状態です。自営業の種類はあまりに多いですが、例を考察します。
炊事、洗濯、掃除、子供の世話・・・専業主夫にはすることがたくさんあります。しかし、いつ何をするか、比較的自由に決められるメリットもあります。
学生のメリットは、時間があること。そして、エネルギーに満ち溢れていること。将来の成功に向けて今から気合を入れましょう!
定年退職になると、まとまったお金と時間が手に入ります。そこで、これを元手にしてFXをすることを考えてみましょう。
今まで十分に働いてきました。そこで、自分のために時間とお金を使います。人によって経済力に差があり得ますから、いくつかのパターンを考察します。
共通:全てのタイプに言えること
ここでは5つのタイプに分けて、適切なFXトレードとは何かについて考察しています。それぞれ特長がありますが、共通することもあります。
共通事項1: 決して破産しないようにしよう!
FXはトレードですから、損することがあります。これは仕方ありません。勝率100%というのは難しいです。また、強制ロスカットになる場合があるかもしれません。これも残念ですが、2008年のリーマンショック級の出来事が発生すれば、強制ロスカットになるかもしれません。
しかし、全ての資産を失うような状態になってはいけません。これは全てのタイプに共通しているでしょう。
プラスの時は確実に伸ばし、マイナスになるときには少しでも小さく。トレード1回の利益は小さくとも、それを蓄積していけば次第に大きくなります。
1年で資金を2倍や3倍にしようと考えると、どうしても無理が出てきます。それはもはや投資ではなくギャンブルと言えるかもしれません。
着実にゆっくりとFXの成績を伸ばしていきましょう。
共通事項2: 一気に資産倍増を狙わない
例えば、勝ったら資金2倍、負けたらゼロになるというトレードを考えます。10連勝すれば、資金は1,000倍になります。わずか10回勝つだけで1,000倍ですから、余裕に感じるかもしれません。
では、勝率が50%の場合、10連勝できる確率は何%でしょうか。単純に計算すると、およそ0.1%です。1,000回挑戦して、1回の成功です。勝率60%の場合は0.6%です。1,000回挑戦して6回成功できるか?という確率です。
確率はゼロではありません。日本全国で一攫千金を狙うトレードをする人が大勢いれば、何人かは成功するかもしれません。
しかし、自分が成功しなければ意味がありません。
皆さんは、0.1%または0.6%の確率で成功できるでしょうか。合理的に考えれば、とても難しいと分かります。それでも挑戦するのはOKですが、それは投資というよりも宝くじやギャンブルに近いでしょう。
できることなら自分の大切なお金を失いたくありません。そこで、ゆっくり着実に資産を増やす方法を考えていきましょう。
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