FX口座を開設するには、おおむね20歳以上であることが必要です。このため、ここでいう学生とは、多くの場合、大学生または専門学校生となります(18歳以上で開設可能な口座もあります)。
では、一般的に見て、学生の特徴は何でしょうか。その特徴を踏まえたうえで、どのようなFXができるか検討します。
学生の特徴
特徴2: 希望がある
特徴3: 多額のお金があるわけではない
学生は授業がありますし、アルバイトもあります。このため、忙しいです。しかし、社会人になってからの忙しさとは質が異なります。学生の方が自由時間がたくさんあります。
その一方で、自由に使えるお金の大きさという点では、社会人に劣るでしょう。
失敗してもOK!とにかくやってみよう!
時間があるというのは、極めて重要なポイントです。というのは、失敗してお金を失っても、何度でも再挑戦する時間があるからです。
また、自分に適したトレード手法というのは、他人では分かりません。自分の試行錯誤を通じてしか発見できません。
よって、これは!というものがあれば、どんどん試してみましょう。
ただし、多くの場合、損失を計上するでしょう。これは初めに確認しておく必要があります。
中にはスーパーマンのような人がいて、FXでどんどん稼げる場合もあるでしょう。しかし、多くの人は勝てずにいます。それでも何とか勝てるようになろうと、日々努力しています。自分は他人と違って簡単に勝てるというのは、都合が良すぎます。
負けトレードは大切なデータ
しかし、その失敗は無駄ではありません。
「こうやったら負ける」「こうしたら調子が良い」といったデータを集めることができるからです。社会人に比べれば、ふんだんに時間があります。その時間を有効に使い、とにかく勉強あるのみです。
でも、時間はあってもお金はないし・・・という場合の方法としては、「最小取引単位が小さいFX口座で取引する」という方法があります。
たとえば、SBIFXトレードは、1通貨(1米ドル、1ユーロ)から取引可能です。すなわち、10円もあれば取引可能です。実際に1通貨から取引するのは数字が小さすぎると思いますが、ふんだんにお金がなくてもFXができます。
また、SBI FXトレードは、18歳でも口座を開設できるのが特徴です。
小さなお金で色々なトレードを繰り返して、失敗を重ねます。研究を続ければ、そのうちに「これだ!」という方法が見つかる可能性があります。見つかればチャンスです。今までの失敗の歴史は、成功の道へと変化を遂げるのです。
あきらめずに繰り返し取り組むことが、とても大切です。
学生の特権:他にやりたいことがたくさんあるとき
学生の特権と言えそうなのは、時間があることのほかに、やる気と行動力があれば実際にできるということです。社会人でも可能ですが、どうしても仕事を優先せざるを得ません。
仕事を二の次にして自分がやりたいことに集中するのは、大きなリスクを伴います。
そこで、学生のうちに多くのことをしたいと考える人も多いでしょう。あるいは、もうすでに何かやるべきことを決めていて、それに集中しているかもしれません。
FXに多大な時間を割くのは、もったいないかもしれません。この場合、スワップポイント狙いのトレードが選択肢になります。
具体的には、「超円高になった時に、少しだけ円を売って外貨を買い、あとは放置」というトレードです。この方法は、過去数十年有効でした。今後お有効と考えるならば、検討できる方法です。
米ドル/円の長期チャート
ここで、米ドル/円の長期チャートを確認しましょう。DMMFXからの引用です。1992年からの超長期チャートです。
チャートの右側、2010年から2011年にかけて、超円高になりました。しかし、似たようなレベルの円高は、既に1995年に経験しています(チャート左側)。そして、1996年以降の値動きを知っていれば、2010年代初めの円高で買うのが正解でした。
先進国通貨ペアの場合、初めてのことだと思えるような出来事でも、遠く過去にさかのぼると、既に経験済みという例が少なくありません。
今度も同様だと断定はできませんが、長期チャートを見ることで、今後の値動きを考えられます。
そして、超円高で少し買って、スワップポイントと将来の円安に期待します。その間、自分がやりたいことに集中します。ただし、将来の為替レートを確定的に読むことはできません。そこで、レバレッジは小さくします。
学生向きのFX口座
以上を踏まえますと、学生向きのFX口座が見えてきます。
未成年の場合、SBIFXトレードが選択肢になります。他の大多数のFX業者は20歳以上で口座開設可能です。SBIFXトレードは、18歳から可能です。1通貨(1米ドル、1ユーロ)から買えるのも特徴です。
また、超長期チャートを見て考えたい場合は、DMMFXが候補になります。詳細は「20年、30年、40年の長期チャートを表示できるFX口座」でご確認ください。
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