ポジションを保有していると、スワップポイントの受け渡しが毎日発生します。そして、このスワップポイントは2種類に分類できます。

未実現スワップポイントから順に確認しましょう。

未実現スワップポイント

未実現スワップポイントとは、「スワップポイントの受け渡しを毎日しますが、そのポジションを持っている間は、実際に顧客の資金が増減しているわけではない」というものです。

例えば、米ドル円を買って持っているとします。この場合、毎日いくらかのスワップポイントをもらいます。しかし、それは計算上の話であって、顧客の所有にはなっていないということです。その米ドル円を決済して初めて、今まで獲得したスワップポイントが顧客の所有となります。

未実現スワップポイントの特徴

これにより、いくつかの興味深い特徴が出てきます。

特徴1:未実現スワップポイントは課税されない

現在所有しているポジションを決済してはじめて、そのスワップポイントは顧客のものになります。よって、ポジションを決済しない間は課税されません。

というのは、決済しなくてもスワップポイントは蓄積していきますが、それは計算上の話であって、現実に自分のものになったわけではないからです。

ということは、何年でもずっとポジションを持ち続けることにより、税金の支払いを先延ばしすることができます。ポジションを決済してから、ゆっくりと納税すればOKです。

特長2:小数点未満のスワップポイントも加算される

例えば、1,000通貨だけ買っているとしましょう。そして、1万通貨あたりのスワップポイントが5円だったとします。1,000通貨ですから、0.5円もらえます。多くの場合、この0.5円は切り捨てにならず、口座内で蓄積していきます。

ポジションを決済すると、顧客の所有になります(預託証拠金となります)。この時に1円未満のスワップポイントがあれば、それは切り捨てになります。

未実現スワップポイントを採用しているFX口座

未実現スワップポイントの制度を採用しているFX口座例は、以下の通りです。FX口座名をクリックしますと、それぞれの特長に関する記事に移動します。

実現スワップポイント

もう一つの種類のスワップポイントです。実現スワップポイントという表現は一般的でなく、この名前が通用するのかどうか不明です。ここで表現したいのは、「毎日受渡しされるスワップポイントは、その都度顧客のものになる」ということです。

未実現スワップポイントの反対です。

実現スワップポイントの特徴

未実現スワップポイントとは反対ですから、特徴も反対になります。

特長1:スワップポイントに課税される

スワップポイントの受け渡しが発生するたびに、顧客の口座の証拠金預託額が増減します。すなわち、スワップポイントの増減は顧客資産の増減です。

このため、スワップポイントで資産が増えれば、確定申告で税金を支払う必要があります。ポジションを決済していなくても支払います。

特長2:小数点未満のスワップポイントは切り捨てになる

スワップポイントを口座に反映する際に、小数点未満のスワップポイントは切り捨てになる例が多いようです。1日あたり1円未満ですから、大きな趨勢に影響はないでしょう。しかし、切り捨てにならないで蓄積できる方が有利です。

この方法を採用しているFX口座

この方法を採用しているFX口座例は、以下の通りです。FX口座名をクリックしますと、特長に関する記事に移動します。

 

スワップ派の基礎